PHP文庫<br> 馬超―曹操を二度追い詰めた豪将

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PHP文庫
馬超―曹操を二度追い詰めた豪将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569663340
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

五虎将軍の一人として劉備を支えた豪将の生涯。

関羽、張飛とともに劉備を支え、のちに五虎将軍に列せられた豪将・馬超。その勇猛果敢な姿を余すところなく描ききった長編力作小説。

黄巾の乱を横目に少年期を過ごした馬超――“無様な死に方だけはしたくない。圧倒的に強くなってやる”と、心に誓った彼は、父・馬騰の盟友である韓遂から刀を習う。そして半年で、泳ぐ魚を斬るほどの腕を身につけた馬超は、西暦194年、二百騎を統率して長安を攻め、大将の首を七つ取るという見事な初陣を飾るのであった。

▼その後も厳しい修練を積み、西暦202年の「汾水の戦い」を経て、めきめきと頭角を表していった馬超は、西暦211年、曹操率いる二十万の大軍と激突する。世にいう「潼関の戦い」である。騎馬隊の先頭で、十万の大軍を指揮する馬超は、疾風の如く馬を走らせ、凄まじい活躍を見せる。そして、宿敵・曹操をあと一歩のところまで追い詰めるのだが……。

▼屈強な肉体と際立つ腕っ節、あでやかな姿から「錦馬超」と称えられ、恐れられた豪将・馬超。戦場を駆け抜けるその勇猛果敢な姿を描ききった長編力作小説。

▼文庫書き下ろし。

●第1章 父の野心 
●第2章 初陣 
●第3章 宿敵曹操 
●第4章 潼関の戦い 
●第5章 流浪 
●第6章 葭萌関の戦い 
●第7章 五虎将軍 

内容説明

西暦211年、馬超、韓遂の連合軍十万と曹操率いる二十万の大軍が激突した。世にいう「潼関の戦い」である。騎馬隊の先頭で指揮を執る馬超は、疾風の如く馬を走らせ、凄まじい活躍を見せる。そして宿敵・曹操をあと一歩のところまで追い詰めるのだが…。関羽、張飛とともに劉備を支え、のちに五虎将軍に列せられた豪将・馬超。その勇猛果敢な姿を描ききった長編小説。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
本名、朝倉秀雄。昭和26年、福島県須賀川市に生まれる。立教大学法学部卒業。平成5年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞受賞。平成14年、東北出身の気鋭の作家に与えられる第1回北東文芸賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

41
三国志の蜀の五虎将軍の一人、馬超が主人公の小説です。三国志でも渋い人物なので、とても興味深かったです。文体も読みやすく、サクサクと読めました。普通の三国志だと、馬超は後半からしか出てきませんが、彼の若い頃の様子も描かれていて(フィクションも多々多いと思いますが)、彼も前半生はこんな生き方をしていたんだと、別の新たな面を知れた気がします。どちらかと言うと、三国志の正史をもとに書かれている気がしました。別に蜀で五虎将軍になれたから、めでたしめでたしというわけではなく、彼の苦労も描かれていて新鮮でした。2015/11/29

MIKETOM

7
なるほど~、馬超の人生とはこういうものであったか、なんて単純に信じるほどお人よしではないが、この手の本はどこまでが真実でどこからがフィクションなのかよくわからない。ただ、親兄弟を殺された直後に妻子を殺されるんだからかなり壮絶な人生ではある。その割に一族で唯一生き残った従弟の馬岱に関しての記述がほとんどないのはなぜ? 淡々とした文体でありそれは戦闘シーンでも変わらない。せめて戦闘ぐらい手に汗握る展開であって欲しいのに。この作者、そういう場面を書くのは苦手なのかもしれない。なんか、煮え切らない印象の作品。2020/03/16

衛兵

6
五虎将の一人、錦馬超が主人公。父や弟が殺されたから曹操に対抗したと思っていたが、それは演義の話で、正史では潼関戦の後に処刑された事になっていると知り驚いた。妻子も殺され、常に行動を共にしたホウ悳にも裏切られ、ついにはその首を取る事だけが人生の目的だった曹操にも先立たれる。きらびやかな活躍のイメージとは裏腹な、悲劇の武将だったと改めて思い知らされた。2016/04/03

どらんかー

4
今まで馬超の事は詳しく知らなかったので読んでみました。前半の華々しさから後半の哀切を感じる生涯に寂しさを感じました。2016/10/25

ありな

2
★★★☆☆ タイトルの通り馬超にスポットを当てた作品。宮城谷さんの読んだのもあってか、馬超は地方豪族感否めないな。でもこの作品の、蜀で居心地悪くなって涼州に帰るラスト好きだな、馬超っぽくて2016/10/08

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