出版社内容情報
羽生善治の強さの源に迫る、究極の対談集。
前人未踏の7冠を達成し、比類なき強さを誇る羽生善治。その勝つための思考法が二宮清純、平尾誠二、金出武雄との対談で明らかになる!
勝者は、複雑なものの考え方をしない! 本書は、天才・羽生善治の思考法則を、二宮清純、平尾誠二、金出武雄ら各界の第一人者たちとの対談によって明らかにしたものである。
▼”対局中は論理的に考えない。10手先のことを考えたり、休んだり、バラバラに考えたものを最後にまとめてから指す””情報は「選ぶ」より「捨てる」。この手はありえないと、瞬間的に消していく”――など、シンプルに考えることが勝負に勝つ直感を呼び覚ますという。
▼ビジネスの環境は常に変化している。にもかかわらず多くの人は、論理的思考の末に辿りついた考えや発想こそが、いい結果に結びつくと考えがちだ。しかし現実は、ギリギリの状況から生まれた直感の方が、いい結果を生み出すことも少なくない。要は追い詰められた状況を何度も経験して「勝負勘」を養い、従来の方法に捉われないやり方を導き出すことが大切なのである。
▼柔軟な発想をするための「頭脳教科書」である。
●第1章 羽生善治×二宮清純―経験、先入観のないことが武器になる
●第2章 羽生善治×平尾誠二―論理思考、感性を昇華したものが創造力である
●第3章 羽生善治×金出武雄―簡単に単純に考えるだけで、鮮やかに解ける
内容説明
勝者は、複雑なものの考え方をしない!本書は、天才・羽生善治の思考のすべてを、各界の第一人者たちとの対談によって明らかにしたものである。『論理的に思考しないで、バラバラに思考したものをまとめる』『情報は「選ぶ」より「捨てる」』―など、シンプルに考えることが勝負に勝つ直感を呼び覚ますという。ビジネスの環境は常に変化している。柔軟な発想をするための頭脳教科書である。
目次
第1章 経験、先入観のないことが武器になる(羽生善治×二宮清純)(天才は、二進法で考える;日本人に足りないのは、決断のスピードと精度 ほか)
第2章 論理思考、感性を昇華したものが創造力である(羽生善治×平尾誠二)(勝負の山を意識してつくる;朝、向き合ったときに相手の状況を読む ほか)
第3章 簡単に、単純に考えるだけで、鮮やかに解ける(羽生善治×金出武雄)(詰めの段階に入ったら、コンピュータはプロ級;勝負にこだわるだけならジャンケンでいい。いい棋譜を残すことにこそ、意義がある ほか)
対談を終えて―勝負をあきらめない勇気が、直感を導く(羽生善治)(今はすでに過去である;思考の過程を省略していく方法 ほか)
著者等紹介
羽生善治[ハブヨシハル]
将棋棋士。1970年、埼玉県生まれ。小学1年のとき、級友の家で将棋を教わり、小2の夏、八王子将棋クラブへ。小6のとき、小学生名人戦に優勝して、12歳で奨励会に入会。中学3年でプロ4段。89年、第2期竜王を獲得、史上初の10代タイトル保持者となる。90年、竜王位を失うが、93年、竜王位を奪取。同年棋聖、王位を獲得し、竜王、王座、棋王と合わせ5冠。同年12月に竜王の座を奪われるものの、将棋界初の1億円プレーヤーとなる。94年、初の名人位を獲得し再び5冠に。同年12月には竜王を獲得し史上初の6冠。96年には王将も奪取し、前人未踏の7冠を達成。2004年8月現在までの獲得タイトルは、名人4、竜王6、棋聖6、王位9、王座12、棋王12、王将7。如何なる相手にも柔軟に対峙し、直感で最善の一手を生み出す戦術は「羽生の頭脳」として、各マスコミで脚光を浴びている
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