PHP文庫<br> 簡単に、単純に考える

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PHP文庫
簡単に、単純に考える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662817
  • NDC分類 796
  • Cコード C0134

出版社内容情報

羽生善治の強さの源に迫る、究極の対談集。

前人未踏の7冠を達成し、比類なき強さを誇る羽生善治。その勝つための思考法が二宮清純、平尾誠二、金出武雄との対談で明らかになる!

勝者は、複雑なものの考え方をしない! 本書は、天才・羽生善治の思考法則を、二宮清純、平尾誠二、金出武雄ら各界の第一人者たちとの対談によって明らかにしたものである。

▼”対局中は論理的に考えない。10手先のことを考えたり、休んだり、バラバラに考えたものを最後にまとめてから指す””情報は「選ぶ」より「捨てる」。この手はありえないと、瞬間的に消していく”――など、シンプルに考えることが勝負に勝つ直感を呼び覚ますという。

▼ビジネスの環境は常に変化している。にもかかわらず多くの人は、論理的思考の末に辿りついた考えや発想こそが、いい結果に結びつくと考えがちだ。しかし現実は、ギリギリの状況から生まれた直感の方が、いい結果を生み出すことも少なくない。要は追い詰められた状況を何度も経験して「勝負勘」を養い、従来の方法に捉われないやり方を導き出すことが大切なのである。

▼柔軟な発想をするための「頭脳教科書」である。

●第1章 羽生善治×二宮清純―経験、先入観のないことが武器になる 
●第2章 羽生善治×平尾誠二―論理思考、感性を昇華したものが創造力である 
●第3章 羽生善治×金出武雄―簡単に単純に考えるだけで、鮮やかに解ける

内容説明

勝者は、複雑なものの考え方をしない!本書は、天才・羽生善治の思考のすべてを、各界の第一人者たちとの対談によって明らかにしたものである。『論理的に思考しないで、バラバラに思考したものをまとめる』『情報は「選ぶ」より「捨てる」』―など、シンプルに考えることが勝負に勝つ直感を呼び覚ますという。ビジネスの環境は常に変化している。柔軟な発想をするための頭脳教科書である。

目次

第1章 経験、先入観のないことが武器になる(羽生善治×二宮清純)(天才は、二進法で考える;日本人に足りないのは、決断のスピードと精度 ほか)
第2章 論理思考、感性を昇華したものが創造力である(羽生善治×平尾誠二)(勝負の山を意識してつくる;朝、向き合ったときに相手の状況を読む ほか)
第3章 簡単に、単純に考えるだけで、鮮やかに解ける(羽生善治×金出武雄)(詰めの段階に入ったら、コンピュータはプロ級;勝負にこだわるだけならジャンケンでいい。いい棋譜を残すことにこそ、意義がある ほか)
対談を終えて―勝負をあきらめない勇気が、直感を導く(羽生善治)(今はすでに過去である;思考の過程を省略していく方法 ほか)

著者等紹介

羽生善治[ハブヨシハル]
将棋棋士。1970年、埼玉県生まれ。小学1年のとき、級友の家で将棋を教わり、小2の夏、八王子将棋クラブへ。小6のとき、小学生名人戦に優勝して、12歳で奨励会に入会。中学3年でプロ4段。89年、第2期竜王を獲得、史上初の10代タイトル保持者となる。90年、竜王位を失うが、93年、竜王位を奪取。同年棋聖、王位を獲得し、竜王、王座、棋王と合わせ5冠。同年12月に竜王の座を奪われるものの、将棋界初の1億円プレーヤーとなる。94年、初の名人位を獲得し再び5冠に。同年12月には竜王を獲得し史上初の6冠。96年には王将も奪取し、前人未踏の7冠を達成。2004年8月現在までの獲得タイトルは、名人4、竜王6、棋聖6、王位9、王座12、棋王12、王将7。如何なる相手にも柔軟に対峙し、直感で最善の一手を生み出す戦術は「羽生の頭脳」として、各マスコミで脚光を浴びている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

53
2004年初版ということもあり、まだおそらく電王戦が始まっていない。コンピュータの未来予測などもされているが、本当に日進月歩の世界だ。2017/03/04

akira

29
福永書店にての掘り出し物。 偶然みつける本には凄いものが多い。特に出会うかのごとく見つけるものはもはや疑いもなく。本書も書店では絶対に出会えなかった。古本屋の価値はそこにある。 羽生氏と三人のプロフェッショナルとの対談。 やはり収穫は金出対談。ロボット工学の第一人者が語るコンピュータ将棋はもちろん、コンピュータが具体的にどのように将棋ができるようになるのかは非常に興味深い。その中で本質を見抜く力、省く力は印象に残る。 「いい仕事ができるか、できないかの分かれ道は、捨てて変える決断力、勇気があるかですね」2016/06/26

mintia

16
羽生さんは誰と対談しても深い話が出来て興味深い。羽生さんの考え方は参考になるので、他の本も読んでみたい。2019/06/01

緋莢

14
高川武将『超越の棋士 羽生善治との対話』内に出てきて、興味を惹かれて手に取りました。スポーツジャーナリスト・二宮清純、ラグビーの平尾誠二、人工知能、ロボット工学の権威・金出武雄、3人との対談と、「対談を終えて」が収録されています。元の本は2001年刊行、この文庫は2004年刊行。なので、金出武雄との対談の中で<コンピューターと羽生さんの真剣勝負が実現するのは強気派が2010年 弱気派は2030年ぐらい>なんてのが出てきます(続く2019/03/07

ボルボン

10
最後の科学者の話し方がオタクっぽい。 ただ「素人のように考え、玄人のように実行する」という言葉は、なるほどなあと思いました。 固定観念を捨てるには、そういうロールプレイはひとつの助けになるかもね。 計算機の話は、もっと突っ込んで知りたかった。 なんというか、物足りなさがあったなあ。 別の本で補完するか。2014/12/03

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