出版社内容情報
マキャヴェリ『君主論』を30ポイントで解説。
“帝王学のバイブル”として今なお読み継がれるマキャヴェリ『君主論』。その、国家に統一と秩序をもたらす理論を30ポイントで紹介する。
フィレンツェ共和国の官僚マキャヴェリが著した『君主論』。当初「悪徳の書」として徹底的に排撃されたこの書物は、その後ドイツの哲学者ヘーゲルやイタリアのクローチェによって「近代政治学の原点」として見直され、その評価を確立した。そもそも、中世イタリアにおいて秩序ある統一国家をもたらすために「究極の権謀術数」を掲げたこの書が、「帝王学のバイブル」として現代まで読み継がれているのは何故なのか。
▼本書は『君主論』の内容を30ポイントに分け、世界史上の事象と照合しながらその独特の価値観を浮き彫りにしていく。「支配は協力によらず独力によって果たせ」「君主は愛されるより恐れられる存在たれ」「偉大な君主は乱世に生まれる」など、マキャヴェリが描いた“あるべき君主の姿勢”を具体的に解説。冷戦後の国際社会を率いるリーダー像から、ビジネスの世界を勝ち抜くリーダー像まで、“リーダー”はいかにあるべきか、歴史から学ぶ格好の入門書である。
●第1章 君主は、いかにして国を統治するのか
●第2章 君主は、いかにして飴と鞭を使い分けるのか
●第3章 君主は、どのようにして軍事と向き合うのか
●第4章 君主は、悪評をどう受け止めるべきか
●第5章 君主は、勇猛と狡猾をどう使いこなすのか
●第6章 君主は、側近とどう付き合うべきか
●第7章 君主は、運と力のどちらに頼るべきか
内容説明
16世紀、フィレンツェ共和国の書記官マキャヴェリが著した帝王学のバイブル『君主論』。群雄割拠の世に、秩序ある統一国家をもたらす「究極の権謀術数」を掲げたこの書は、その後「近代政治学の原点」としての地位を確立し、現代にまで読み継がれている。本書はその骨子を30ポイントにまとめて解説。リーダーの姿勢から国家の戦略まで、歴史の大きな智恵を学ぶ格好の入門書。
目次
第1章 君主は、いかにして国を統治するのか
第2章 君主は、いかにして飴と鞭を使い分けるのか
第3章 君主は、どのようにして軍事と向き合うのか
第4章 君主は、悪評をどう受け止めるべきか
第5章 君主は、勇猛と狡猾をどう使いこなすのか
第6章 君主は、側近とどう付き合うべきか
第7章 君主は、運と力のどちらに頼るべきか
著者等紹介
金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年東京生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。日本放送協会(NHK)勤務後、広島大学教授、静岡大学教授、日本大学教授を歴任。専門はドイツ文学、ドイツ思想
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