出版社内容情報
自分のことばをもって生きるための指南書。
「希望というものは虚偽的である」「現実と折り合えることが強さの証拠」。人生の価値や物事の表裏、人間の強さと弱さを見据えた箴言集。
<人生は、人と違うからこそおもしろい>――こんなにあたりまえのことを見失っている人が、なんと多いことか。
▼他者との関わり合いのなかで、自分の価値観を削られていく多くの人たち。保身のために“自分のことば”を失い、オウムのように大多数の人の意見を繰り返す。――「他人の価値観を鵜呑みにして、どうしておもしろい人生を送れるだろう。また人と同じようなことを言っていて、どうして他人の尊敬を得ることができるだろう。(「まえがき」より)」。
▼「叶えられない希望を追うのが人生の美学」「凋落は、人間に対する愛である」「現実と折り合えることが強さの証拠」……本書は、友人・家族・夫婦との関わりや人間の生と死を通じて、現実というカベや世の中の善と悪、人生の価値を見据えた著者の作品群のなかから、人生の指針となることばを選び、自分を失わずに生きようとする人々へ向けた箴言集。
●第1章 あきらめない勇気、断念する勇気―人生の価値について
●第2章 つきあい上手の秘訣―友人、他者という存在
●第3章 善と悪を見抜く力―倫理とは何か
●第4章 現実というカベにぶつかった時―物事の表と裏
●第5章 子どもたちに何を教えるか―大人になる条件
●第6章 老いを迎え討つ―死と向き合う
●第7章 家族が家族であるために―夫婦、親子のいい関係
内容説明
他者との関わりのなかで、自分の価値観を削られていく人たち。他人の言葉を鵜呑みにし、人と同じことを繰り返す、これほど味気ないことはあるまい。人生は、人と違うからこそおもしろい。「叶えられない希望を追うのが人生の美学」「凋落は人間に対する愛である」「現実と折り合えることが強さの証拠」―現実をいうカベ、生と死、世の中の善と悪を見据え、自分を失わずに生きる人々へ向けた箴言集。
目次
第1章 あきらめない勇気、断念する勇気―人生の価値について
第2章 つきあい上手の秘訣―友人、他者という存在
第3章 善と悪を見抜く力―倫理とは何か
第4章 現実というカベにぶつかった時―物事の表と裏
第5章 子供たちに何を教えるか―大人になる条件
第6章 老いを迎え討つ―死と向き合う
第7章 家族が家族であるために―夫婦、親子のいい関係
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。聖心女子大学英文科卒業。53年、作家の三浦朱門氏と結婚し、翌年「遠来の客たち」が芥川賞候補となり文壇デビュー。以来、人間の罪と欲望、信仰、家族、老い、教育など幅広い分野で小説やエッセイを発表。その一方で、各種審議会委員や「日本財団」会長として精力的な社会活動を展開している。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。その他数々の賞を受ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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