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PHP文庫
班超―「西域攻略」に夢をかけた後漢の勇将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662732
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の武将の生涯。

「虎穴に入らずんば虎児を得ず」を旗印に、僅か36人を率いて数百の敵を撃破した班超。西域攻略に命を懸けた男の生涯を描く長編小説。

中国は後漢の時代。対匈奴戦でその能力を評価された班超は、西域諸国への親善使者に抜擢され、ゼンゼン国に向かった。訪問当初こそ美酒・美食に加え、妖艶の舞姫が出てくるほどの歓待ぶりだったが、日が経つにつれ、次第に対応が悪くなってきた。おかしいと思った班超は、よもやと思って様子を調べさせる。すると、匈奴も親善の使者を派遣していたのだった。

▼危険を察した班超は、なんとか脱出する方法はないかと考える。しかし味方は36人。これではとても150人もの敵に抗することはできない。そこで班超は、夜襲をかけることを決意する。怖がる部下たちを叱咤激励すべく、昔、父に言われた言葉を怒声のごとく発した。「虎穴に入らずんば虎児を得ず!」。そして見事数倍もの敵を撃破した班超たちは、以後30年の間シルクロードを疾駆し続けるのだった。

▼西域攻略に命をかけ、50余りの国を後漢に従わせた男の壮大な人生を描く長編小説。

▼文庫書き下ろし。

●第1章 長安惜別 
●第2章 黄河を渡る風 
●第3章 旅立ちの賦 
●第4章 砂漠の古城 
●第5章 果つる日まで

内容説明

中国は後漢の時代。西域諸国へ派遣された班超は、〓(ぜん)善国に至った際、敵国の使者の訪問によって、歓迎ムードが一転して険悪な雰囲気に変わったことを察知する。このままでは殺されると考えた班超は「虎穴に入らずんば虎児を得ず」を旗印に、僅か36人の兵で奇襲をかけ、数百の敵を撃破する。以後30年の間シルクロードを疾駆し、50余りの国を後漢に従わせた男の壮大な人生を描く長編小説。

著者等紹介

太佐順[タサジュン]
1937年鹿児島県生まれ。週刊誌記者、PR誌編集、出版社などに勤務。「新潮」「すばる」他の文芸誌に作品を発表。「季刊芸術」に発表した「父の年輪」で芥川賞候補
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIKETOM

5
この人のことを知ってる人はどれくらいいるんだろうか。”虎穴に入らずんば虎児を得ず”という格言の基になった人。裏表紙にこう書いてある。【30年間シルクロードを疾駆し、50余りの国を後漢に従わせた男の壮大な人生】つまり後漢時代の勇猛な武人ということ。それならばこちらの期待するものはもちろん華々しい戦闘シーンだろう。ところが、本書にはそれはほぼ描かれていない。攻め込んだ→やがて敵が降伏したとかそんなニュアンスばっか。つまらん。そもそも、前半三分の二は洛陽で誰がどうした彼がどうしたとか、→2024/03/03

BIN

0
西域いくまでは文官として不貞腐れていた時期だが、西域に行ってからは鬱憤をはらすかのように活躍はする。判断力と決断力に優れているのは良い。しかし戦のシーンがないので物足りない。2011/11/02

m.murasaki

0
虎穴にいらずんば虎児を得ずといった人、西域に行くまでいまいち

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