PHP文庫
宮脇檀の「いい家」の本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662480
  • NDC分類 527
  • Cコード C0130

出版社内容情報

建築家38年の経験から語る「いい家」とは?

リビング、書斎に子供部屋、街に馴染んだ家とは……。建築家38年の経験に基づき、よりよく生きるための「いい家」とは何かを考える。

マイホームは、一生でいちばん大きな買い物だ。頭金をためてローンをくみ、退職時まで返済し続ける。これが普通の姿。即金でぽんと買ってしまうなどというのは、ほんの一握りの人だけだ。

▼それだけに、窓は出窓だ、吹き抜けが欲しい、風呂はジャグジーとマイホームにはさまざまな夢を託したくなるのが人情というもの。しかし、家族構成、土地の広さ、予算など制約条件がこれほど多い買い物もない。

▼結局は、制約条件内で最大の妥協をすることになるのだろう。が、そもそも「家」とは何なのか、その根本問題から考えようと提案するのが、住宅建築一筋に32年、いくつもの住宅を設計してきた著者の宮脇氏である。

▼宮脇氏に言わせれば、「家は道具」。道具であるからには、見かけの良さではなく、使い勝手の良さを、まず追求すべきという。もう建ててしまったという人でも、「家」とは何かを考えて見て欲しい。そうするところに家庭の幸福も見えてくるのだろう。

●序章 家は何のために 
●第1章 不可思議な部屋たち―実感が欠落した部屋 
●第2章 男と女が住む家は―男が放棄した“女の家” 
●第3章 街に住もう―なぜわたしたちは郊外に住んでいるのか 
●第4章 旅で出会った街並み―風景は人がつくる 
●第5章 美しい街並みをつくろう―美しい街はできる 

内容説明

家は生涯最大の買い物。また家は二度建てて、はじめて満足のいくものができるともいう。家族構成、予算、土地など、条件はそれぞれ異なるだろうが、夢が大きい分、絶対に失敗したくない買い物である。本書は38年間、住宅建築家として活躍した著者が、なぜ家を建てるのかという問題から、よりよく生きるための道具としての家作りについて語った、建てた人も、これからの人も必読の一冊である。

目次

序章 家は何のために
1章 不可思議な部屋たち―実感が欠落した部屋
2章 男と女が住む家は―男が放棄した“女の家”
3章 街に住もう―なぜわたしたちは郊外に住んでいるのか
4章 旅で出会った街並み―風景は人がつくる
5章 美しい街並みをつくろう―美しい街はできる

著者等紹介

宮脇檀[ミヤワキマユミ]
1936年、名古屋生まれ。東京芸術大学建築科卒業。東京大学工学部建築科大学院修士課程修了。建築家。宮脇檀建築研究室を主宰。日本大学居住空間デザインコース教授。住宅建築を得意とし、「松川ボックス」で日本建築学会賞作品賞を受賞。1998年、逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naof

2
ハウスメーカーのCMに出てくるような「理想の家」イメージが先行して、使いもしないリビングやら書斎やらを組み込まれた家は何ともさもしい。それに対してシンプルな家に住んでいても、自分の生活スタイルや癖に合わせて住まいやすいように自ら家をカスタマイズしていける人は素敵。2011/04/10

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