出版社内容情報
各地の伝説が語る義経と静御前のその後を追う。
奥州衣川で散ったとされる源義経と、鎌倉で釈放後は消息不明の静御前。各地の伝説・伝承が物語る通説が封印した衝撃の「その後」とは!
稀代の英雄・源義経と絶世の佳人・静御前の吉野山での悲劇のわかれ――能や歌舞伎にもなり、日本人に広く親しまれてきたこの物語には、後日談ともいうべき伝説が日本各地にある。
▼奥州藤原氏を頼って落ちのびながら、藤原泰衡に居館を急襲されて自刃した義経は、じつは北への逃避行に旅立っていたという。一方の静御前は、吉野山で捕らわれ、鎌倉で尋問を受けた後は、京へ向かったまま消息不明とされていた。しかし彼女にも、義経を追って旅に出たという伝説が各地に存在している。
▼本書は、全国に残る伝説・伝承を検証しながら、二人のその後を大胆に推理した歴史読み物。著者は、数多くの静御前伝説が残る福島県郡山市在住。近畿から北海道まで、義経を追った静御前は、再びめぐり逢うことができたのか。日本史を代表する美男美女の悲恋物語には、いかなるエピローグが描かれるのか。歴史ロマンを堪能できる一冊。
▼『静御前伝説とその時代』を改題し、増補。
●第1章 悲劇の英雄「義経」と悲劇の舞姫「静御前」―二人の出会いから別れまでわずか二年足らず
●第2章 「静御前」京の都に到着後の行方は謎?―全国各地「静御前」の死亡地を検証する
●第3章 「静御前」終焉の地はまだまだ続く―郡山の「静御前」伝説と、それ以前の伝説
●第4章 「義経」と「静御前」の悲劇の原因は?―兄・頼朝の立場を理解しない義経にあった
●第5章 「義経」は殺されずに生きていた!―蝦夷地(北海道)逃亡は事実である
●第6章 「義経」は蝦夷地(北海道)から大陸に向かった―雄飛空しくロシア領で死す
内容説明
稀代の英雄・源義経と絶世の佳人・静御前の吉野山での悲劇の別れ―能や歌舞伎にもなり、日本人に広く親しまれたこの物語には、後日談ともいうべき伝説があった。のちに平泉で討たれずに北への逃避行に出た義経を追って、鎌倉から釈放された静御前も北へ向かったというのだ。各地に残る伝説・伝承を検証し、二人のその後を大胆推理した歴史読み物。
目次
第1章 悲劇の英雄「義経」と悲劇の舞姫「静御前」―二人の出会いから別れまでわずか二年足らず
第2章 「静御前」京の都に到着後の行方は謎?―全国各地「静御前」の死亡地を検証する
第3章 「静御前」終焉の地はまだまだ続く―郡山の「静御前」伝説と、それ以前の伝説
第4章 「義経」と「静御前」の悲劇の原因は?―兄・頼朝の立場を理解しない義経にあった
第5章 「義経」は殺されずに生きていた!―蝦夷地(北海道)逃亡は事実である
第6章 「義経」は蝦夷地(北海道)から大陸に向かった―雄飛空しくロシア領で死す
著者等紹介
今泉正顕[イマイズミマサアキ]
1926年福島県郡山市生まれ。1947年福島経済専門学校(現・福島大学経済学部)卒業。郡山青年会議所専務理事、郡山商工会議所専務理事などを経て、1969年FCT福島中央テレビ創立に参画。同社代表取締役社長・会長を経て、現在同社最高顧問。郡山商工会議所顧問。日本ペンクラブ会員。1990年4月放送事業功績で藍綬褒章受章。県内の青年運動、文化運動並びに地域経済の指導者として活躍している
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