PHP文庫<br> 義経と静御前・二人の「その後」―各地に残された生存伝説は何を語るのか

電子版価格
¥610
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

PHP文庫
義経と静御前・二人の「その後」―各地に残された生存伝説は何を語るのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662466
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

各地の伝説が語る義経と静御前のその後を追う。

奥州衣川で散ったとされる源義経と、鎌倉で釈放後は消息不明の静御前。各地の伝説・伝承が物語る通説が封印した衝撃の「その後」とは!

稀代の英雄・源義経と絶世の佳人・静御前の吉野山での悲劇のわかれ――能や歌舞伎にもなり、日本人に広く親しまれてきたこの物語には、後日談ともいうべき伝説が日本各地にある。

▼奥州藤原氏を頼って落ちのびながら、藤原泰衡に居館を急襲されて自刃した義経は、じつは北への逃避行に旅立っていたという。一方の静御前は、吉野山で捕らわれ、鎌倉で尋問を受けた後は、京へ向かったまま消息不明とされていた。しかし彼女にも、義経を追って旅に出たという伝説が各地に存在している。

▼本書は、全国に残る伝説・伝承を検証しながら、二人のその後を大胆に推理した歴史読み物。著者は、数多くの静御前伝説が残る福島県郡山市在住。近畿から北海道まで、義経を追った静御前は、再びめぐり逢うことができたのか。日本史を代表する美男美女の悲恋物語には、いかなるエピローグが描かれるのか。歴史ロマンを堪能できる一冊。

▼『静御前伝説とその時代』を改題し、増補。

●第1章 悲劇の英雄「義経」と悲劇の舞姫「静御前」―二人の出会いから別れまでわずか二年足らず 
●第2章 「静御前」京の都に到着後の行方は謎?―全国各地「静御前」の死亡地を検証する 
●第3章 「静御前」終焉の地はまだまだ続く―郡山の「静御前」伝説と、それ以前の伝説 
●第4章 「義経」と「静御前」の悲劇の原因は?―兄・頼朝の立場を理解しない義経にあった 
●第5章 「義経」は殺されずに生きていた!―蝦夷地(北海道)逃亡は事実である 
●第6章 「義経」は蝦夷地(北海道)から大陸に向かった―雄飛空しくロシア領で死す

内容説明

稀代の英雄・源義経と絶世の佳人・静御前の吉野山での悲劇の別れ―能や歌舞伎にもなり、日本人に広く親しまれたこの物語には、後日談ともいうべき伝説があった。のちに平泉で討たれずに北への逃避行に出た義経を追って、鎌倉から釈放された静御前も北へ向かったというのだ。各地に残る伝説・伝承を検証し、二人のその後を大胆推理した歴史読み物。

目次

第1章 悲劇の英雄「義経」と悲劇の舞姫「静御前」―二人の出会いから別れまでわずか二年足らず
第2章 「静御前」京の都に到着後の行方は謎?―全国各地「静御前」の死亡地を検証する
第3章 「静御前」終焉の地はまだまだ続く―郡山の「静御前」伝説と、それ以前の伝説
第4章 「義経」と「静御前」の悲劇の原因は?―兄・頼朝の立場を理解しない義経にあった
第5章 「義経」は殺されずに生きていた!―蝦夷地(北海道)逃亡は事実である
第6章 「義経」は蝦夷地(北海道)から大陸に向かった―雄飛空しくロシア領で死す

著者等紹介

今泉正顕[イマイズミマサアキ]
1926年福島県郡山市生まれ。1947年福島経済専門学校(現・福島大学経済学部)卒業。郡山青年会議所専務理事、郡山商工会議所専務理事などを経て、1969年FCT福島中央テレビ創立に参画。同社代表取締役社長・会長を経て、現在同社最高顧問。郡山商工会議所顧問。日本ペンクラブ会員。1990年4月放送事業功績で藍綬褒章受章。県内の青年運動、文化運動並びに地域経済の指導者として活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともとも

20
史料を検証しつつも、伝承や史蹟などで義経、静伝説を 読み説いていく。 本当か?否か?想像の翼のはらたかせ過ぎ?ということ以前に、 歴史や義経、静の人生生き様、純で人間的な弱さ、世の中とのすれ違い感もあって 史料だけでなく、伝承や史蹟などに目を向けて見る、そんな 歴史の検証のし方もあって良いのかなぁ~としみじみ思わされてしまいました。 義経、静の魅力、そして源平、鎌倉時代の面白さを感じさせる、1冊でした。 2016/06/19

色々甚平

5
日本全国に残る静御前伝説や源義経の話をまとめて考察した本。史実的というより研究的な視点よりも当然の行動パターンを考えて考察していく。源義経が北海道まで逃げ延びていた話や、静御前がどこで命を絶ったかなどの話も興味深いが、東北地域が「田舎」というイメージを持たれがちだが実は海外貿易が盛んだったという話やアイヌの話の方が話題として身近で興味を持てた。静御前の章の時、妙に郡山にスポットを当ててると思ったら著者の出身地でした。やっぱり贔屓してるのかな?ひとつの視点としては面白かった。2014/12/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/983968
  • ご注意事項

最近チェックした商品