PHP文庫
血の伯爵夫人 エリザベート・バートリ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662381
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

美と若さにとり憑かれた女の、血塗れの一生!

若い娘の血は、永遠の若さと美貌の秘薬!――六百余人の娘を虐殺した“血塗れ伯爵夫人”の、呪われた宿命と凄惨な生涯を描く伝奇物語。

16世紀末のハンガリー。“血塗れ伯爵夫人”エリザベート・バートリは、六百余人の乙女を猟奇的な方法で殺害し、己の美貌と若さを守るため、その血を浴びた……。暗黒の中世ヨーロッパを震撼させた彼女は、何ゆえに凶行にはしり、神なき救いなき世界に身を殉じたのか?

▼本書は『本当は恐ろしいグリム童話』で知られる著者が、希少な文献をもとに緻密な筆致で描きあげた傑作評伝である。

▼「……人々は決して知らないだろう。娘たちを鞭打ちながら、エリザベートが誰よりも血を流し、誰よりも声高く内部で哭き叫んでいたことを。犯され奪われ殺されていく娘たちを、いかに激しく羨んだか」。己の美貌や若さを失うまいと必死にあがくエリザベートの心の荒廃が、独自の視点でとらえられており興味深い。虚しい結婚生活、夫の死と悪魔の目覚め、戦慄の娘狩り、陶酔と引き換えの破滅、幽閉の果ての孤独な死……歴史の暗闇に堕ちた女の凄惨な生涯を追った渾身の一冊!

●序章 あらかじめ呪われた宿命 
●第1章 舞い降りた堕天使 
●第2章 残酷な神の囁き 
●第3章 血塗れの洗礼 
●第4章 地下室の聖餐 
●第5章 破滅への巡礼 
●第6章 最後の審判 

内容説明

若い娘の血よ、そのみずみずしい息吹を私に与えておくれ。この肌を若返らせ、潤し、活気を与えておくれ!―己の美貌と若さの秘薬と信じ、六百余人の乙女を虐殺し、その血を浴びた“血塗れ伯爵夫人”。虚しい結婚生活、夫の死と悪魔の誕生、戦慄の娘狩り、陶酔と引き換えの破滅、孤独な死…中世ハンガリーを震撼させ、歴史の闇に堕ちた女の心の荒廃と凄惨な生涯を、緻密な筆致で描く傑作評伝。

目次

序章 あらかじめ呪われた宿命
第1章 舞い降りた堕天使
第2章 残酷な神の囁き
第3章 血塗れの洗礼
第4章 地下室の聖餐
第5章 破滅への巡礼
第6章 最期の審判
付録 エリザベート・バートリに関する裁判記録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

future4227

42
なんて女だ!自分の渇望を満たすためだけに600人もの少女を拉致、監禁、拷問、惨殺を繰り返す極悪非道の殺人鬼。拷問の方法も、もうこれ以上残酷な方法が思いつかないというほどの多彩ぶり。たとえフィクションであっても、これほどの殺人鬼にはお目にかかったことはない。この世のどんな猟奇殺人鬼もエリザベートにはかなわない。しかも実在の人物というのが恐ろしい。こんな女に正義の鉄槌が下されなかった中世ヨーロッパの価値観は、実に理解に苦しむ。2019/05/30

ヴィオラ

4
評伝というよりは、やはり小説的印象が強かったかな?バートリの一人称的な記述が、逆に彼女をリアルに想像する妨げになったかもしれない…。バートリに関する文献が、本国ハンガリーでも極めて少ないらしいのには、ちょっと驚いた。研究者とか、もしかしていないのか?2013/02/17

あや

3
初期の本の再刊版。エリザベート1人にマトを絞った本は実は読んだことがなかったかも。どこまでが正確かはともかく、女性作家の手による心理解釈の1編として楽しんだ。2023/11/13

AR

2
あくまで参考資料として。エリザベートの内面を描いた作品なら、正直海外作家のアンドレイの方がいい。2011/01/15

たろーたん

1
美しさのために600人の娘たちを殺して、血風呂に入ったエリザベート・バートリ。中学生の時は、「他のヤバい人に比べて殺した人数少ないじゃん」と思っていたが、よくよく考えると、そう言う人は軍隊を使って官僚的に殺していたのであって、自分の眼前でしっかりと殺したとしたら600人はヤバ過ぎる。ちなみに、これを親に話したら「血風呂!?」と反応していたので、「普通の人はその時点で驚くんだ…」と自分のサイコパスみを改めて感じました。確かに、血風呂って発想は凄いよな。2023/12/04

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