出版社内容情報
様々な故事成語の誕生の背景が楽しくわかる!
「酒池肉林」を初めてやった古代の王は? など、故事成語のルーツとなったエピソードを時代順にやさしく解説。楽しい知識満載の一冊!
“覆水盆に返らず”“矛盾”“喪家の狗”など、中国で昔あった出来事に由来し、様々な古典や漢詩を出典として生まれた「故事成語」。その誕生の起源には、歴史上の人物たちが織りなしたみずみずしいエピソードがある。主なものを時代順に通観することで、中国の歴史を楽しみながら、故事成語の由来をひもとくことができる――そんな“一冊で二度おいしい”読み物として仕上ったのが本書である。
▼大昔の中国、三皇五帝と称えられる黄帝が考案した「指南車」がもとになって生まれた“指南する”。朱子学を創始した宋代の学者朱熹の詩が出典となった“少年老い易く学成り難し”。“指南する”ではじまり、“少年老い易く学成り難し”で終わる間に、140を超える故事成語のエピソードが解説されている。伝説の世から周の建国、春秋戦国時代、秦の統一、楚漢の抗争……と、順を追って読みながら、新しい知的発見に出会える好著。
●第1章 中原の夜明け(伝説時代から周の建国まで)
●第2章 中原に覇を唱える(春秋時代)
●第3章 諸子の魁(孔子・老子の時代)
●第4章 呉越の興亡(孫子の時代)
●第5章 百家争鳴(孟子・荘子の時代)
●第6章 七雄の興亡(戦国時代)
●第7章 七雄秦に帰す(始皇帝の時代)
●第8章 楚漢の興亡(項羽・劉邦の時代)
●第9章 漢民族の産声(前漢・後漢)
●第10章 三国鼎立と南北朝(魏晋南北朝時代)
●第11章 太平の謳歌(隋・唐)
●第12章 風光の耽溺(五代十国・北宋・南宋)
内容説明
“覆水盆に返らず”“矛盾”“喪家の狗”など、中国で昔あった出来事に由来し、様々な古典や漢詩を出典として生まれた「故事成語」。その主なものを歴史の流れに沿って並べ、それぞれの言葉にまつわる人物エピソードをもとに、わかりやすく解説したのが本書である。故事成語のルーツをひもときつつ、伝説の王の時代から宋代までの中国史を概観できる“一冊で二度おいしい”好著。
目次
中原の夜明け(伝説時代から周の建国まで)
中原に覇を唱える(春秋時代)
諸子の魁(孔子・老子の時代)
呉越の興亡(孫子の時代)
百家争鳴(孟子・荘子の時代)
七雄の興亡(戦国時代)
七雄秦に帰す(始皇帝の時代)
楚漢の興亡(項羽・劉邦の時代)
漢民族の産声(前漢・後漢)
三国鼎立と南北朝(魏晋南北朝時代)
太平の謳歌(隋・唐)
風光の耽溺(五代十国・北宋・南宋)
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年東京都大田区に生まれる。1991年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了、文学博士。1992年北海道教育大学講師(教育学部函館分校)。現在、大東文化大学教授(文学部中国文学科)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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