PHP文庫<br> 「祇園」うちあけ話―お茶屋のこと、お客様のこと、しきたりのこと

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PHP文庫
「祇園」うちあけ話―お茶屋のこと、お客様のこと、しきたりのこと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662251
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

最古参の芸妓だから語れる祇園の魅力と素顔。

花柳界のしきたり、お座敷遊びのコツ、舞妓や芸妓の日常とは?――祇園に生まれ育って九十余年の現役名妓、小まめ姐さんのうちあけ話。

花見小路のしっとりとした佇まい、足早に行きかう舞妓や芸妓の艶姿……古い歴史と高い格式を持つ京の花街・祇園には、訪れた人を「ほっこり」「うっとり」させる不思議な魅力があるのです。

▼本書は、祇園甲部最古参芸妓・小まめ姐さんと、元芸妓でクラブ「米(よね)」のママの“祇園の生き字引”2人が、この花街の魅力や仕組み、お約束事などを明かします。

▼祖母・母も芸妓だった小まめ姐さんは祇園町に生まれ、13歳で舞妓になって80余年。大正・昭和・平成それぞれのお座敷や、芸妓の晴舞台・都をどりの思い出、今だから話せる恋の話や水揚げの秘話など、祇園に生きて見たもの、感じたことをはんなり語ります。芸事の厳しい修業や一流の人を接客して身につけた“祇園の教訓”、気になるお茶屋遊びのマナー、理にかなった「一見さんお断り」の理由などと共に、祇園の意外な素顔がわかる本。大正や昭和初期の貴重な写真も満載。

▼『祇園に生きて』を改題。

●第1章 祇園に生まれて 
●第2章 舞妓になって 
●第3章 戦争が来て 
●第4章 恋に落ちて 
●第5章 そういうもんかいな 
●第6章 お座敷は楽しおすえ 
●第7章 祇園歳時記

内容説明

「祇園は不思議なところや」。そう言わはったお方がおいやした―古い歴史と高い格式を持つ京の花街・祇園。この町に生まれ、十三歳で舞妓になって八十余年の最古参芸妓・小まめ姐さんが、大正・昭和・平成のお座敷や都をどりの思い出、恋の経験など、祇園に生きて見たもの、感じたことをはんなり語る。気になる遊び方やマナーとともに、祇園の意外な素顔と魅力がわかる本。

目次

第1章 祇園に生まれて
第2章 舞妓になって
第3章 戦争が来て
第4章 恋に落ちて
第5章 そういうもんかいな
第6章 お座敷は楽しおすえ
第7章 祇園歳時記

著者等紹介

三宅小まめ[ミヤケコマメ]
明治43年祇園生まれ。祖母が女将をつとめる屋形(置屋)の内娘として、13歳で舞妓として店出しする。その後、井上流の名取芸妓となり、現在も祇園最古参の芸妓として活躍。この間、祇園甲部芸妓組合の組合長を30年つとめ、平成9年には財団法人京都伝統技芸振興財団(おおきに財団)より、第1回「伝統技芸保持者」として認定される。また、同年11月に京都府行催事功労者表彰、翌年10月には、都をどりと共に京都市自治百年記念表彰を受けている

森田繁子[モリタシゲコ]
昭和3年祇園生まれ。祖母、母に続く3代目の舞妓として、太平洋戦争開戦の翌月、昭和17年1月に13歳で店出しする。舞妓・芸妓名は「米一(よねかず)」。33歳で鑑礼を返し、祇園町にクラブ「米(よね)」を開店、祇園町の世話役として伝統を守っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真竹

4
芸妓さん二人が口を揃えて仰るのが、「恋しても、恋に全てを賭けない」だったのがとても印象的。芸と恋を両立して身を立ててきた二人の生き方に、芯の強さを感じます。昔の芸舞妓の世界は、今よりもおおらかに見えるのは気のせいでしょうか。2018/04/13

ず〜みん

3
芸妓さんの経験を語ったエッセイ。さらっと読めます。戦前水揚げした舞妓の写真が貴重だと思います。2011/12/24

kinupon

1
はんなりの言葉の意味がわかるような文章です。京都(祇園)の良さを感じます。2011/12/28

nranjen

0
はんなり、だけど一筋通ってて芯が強い。そんな女性像が浮かんできた。「祇園の女はたくさん恋をしても、恋には生きない」。すごいな。2016/08/28

わいわい

0
京都で1番好きな町、祇園。その祇園を芸妓さんが語ってくれる1冊。もともと芸妓・舞妓さんが好きで京都によく行くが、知らないこと、そして今とは違う昔の裏事情なども書かれており、とても勉強になった。今では考えられないような掟も書かれていたが、やっぱり時代は変わるもので、失われた掟もあったりどのように祇園が変わってきたかも知れた。この本の内容を踏まえて、今一度、祇園に遊びに行きたいと思う。2025/02/01

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