出版社内容情報
最古参の芸妓だから語れる祇園の魅力と素顔。
花柳界のしきたり、お座敷遊びのコツ、舞妓や芸妓の日常とは?――祇園に生まれ育って九十余年の現役名妓、小まめ姐さんのうちあけ話。
花見小路のしっとりとした佇まい、足早に行きかう舞妓や芸妓の艶姿……古い歴史と高い格式を持つ京の花街・祇園には、訪れた人を「ほっこり」「うっとり」させる不思議な魅力があるのです。
▼本書は、祇園甲部最古参芸妓・小まめ姐さんと、元芸妓でクラブ「米(よね)」のママの“祇園の生き字引”2人が、この花街の魅力や仕組み、お約束事などを明かします。
▼祖母・母も芸妓だった小まめ姐さんは祇園町に生まれ、13歳で舞妓になって80余年。大正・昭和・平成それぞれのお座敷や、芸妓の晴舞台・都をどりの思い出、今だから話せる恋の話や水揚げの秘話など、祇園に生きて見たもの、感じたことをはんなり語ります。芸事の厳しい修業や一流の人を接客して身につけた“祇園の教訓”、気になるお茶屋遊びのマナー、理にかなった「一見さんお断り」の理由などと共に、祇園の意外な素顔がわかる本。大正や昭和初期の貴重な写真も満載。
▼『祇園に生きて』を改題。
●第1章 祇園に生まれて
●第2章 舞妓になって
●第3章 戦争が来て
●第4章 恋に落ちて
●第5章 そういうもんかいな
●第6章 お座敷は楽しおすえ
●第7章 祇園歳時記
内容説明
「祇園は不思議なところや」。そう言わはったお方がおいやした―古い歴史と高い格式を持つ京の花街・祇園。この町に生まれ、十三歳で舞妓になって八十余年の最古参芸妓・小まめ姐さんが、大正・昭和・平成のお座敷や都をどりの思い出、恋の経験など、祇園に生きて見たもの、感じたことをはんなり語る。気になる遊び方やマナーとともに、祇園の意外な素顔と魅力がわかる本。
目次
第1章 祇園に生まれて
第2章 舞妓になって
第3章 戦争が来て
第4章 恋に落ちて
第5章 そういうもんかいな
第6章 お座敷は楽しおすえ
第7章 祇園歳時記
著者等紹介
三宅小まめ[ミヤケコマメ]
明治43年祇園生まれ。祖母が女将をつとめる屋形(置屋)の内娘として、13歳で舞妓として店出しする。その後、井上流の名取芸妓となり、現在も祇園最古参の芸妓として活躍。この間、祇園甲部芸妓組合の組合長を30年つとめ、平成9年には財団法人京都伝統技芸振興財団(おおきに財団)より、第1回「伝統技芸保持者」として認定される。また、同年11月に京都府行催事功労者表彰、翌年10月には、都をどりと共に京都市自治百年記念表彰を受けている
森田繁子[モリタシゲコ]
昭和3年祇園生まれ。祖母、母に続く3代目の舞妓として、太平洋戦争開戦の翌月、昭和17年1月に13歳で店出しする。舞妓・芸妓名は「米一(よねかず)」。33歳で鑑礼を返し、祇園町にクラブ「米(よね)」を開店、祇園町の世話役として伝統を守っている
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感想・レビュー
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