PHP文庫
「いき」の作法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662008
  • NDC分類 159
  • Cコード C0195

出版社内容情報

衣・食・住を格好よく生きるための男の粋学。

世の中には男が見て「格好いい」と思う男がいるもの。着こなしから立ち居振る舞い、飲み方・食べ方まで身につけておきたい作法の数々。

最近あまり使われなくなった言葉に、「様子がいい」というのがある。辞書によれば「ありさま・なりふり・容姿・事情・けはい・きざし」などの意味とあるが、もうひとつ「身のこなし」という意味もある。「いき」というのは、「様子」の意味の中で、この「身のこなし」とほぼ同じ意味といっていいだろう。

▼本書は、日本の、特に男の「様子のよさ」を、日常生活に密着した、さまざまな観点から「いきに生きていく方法」を考察したものである。

▼といっても、堅苦しい話ではない。取り上げている話題は、格好よく歩くコツ、ネクタイを選ぶときに注意すべきこと、ものの食べ方、酒の呑み方、電話のかけ方など。どれも大人の男なら日常だれでもやっていることを俎上にあげ、どうすれば「様子がよくなるか」を、著者自身の経験や、先人たちの振る舞い方を引き合いに出し、そのコツを紹介している。

▼「あの人は嫌味がなくて様子がいい」と言われたい人、是非ご一読を。

●第1章 衣と立ち居振舞いの作法 
●第2章 食と宴席の作法 
●第3章 住と暮らしの作法  

内容説明

時と立場と場所により、「しなければいけないこと」「してはならないこと」を教えてくれるマナー集は、確かに便利で有り難い。ところが、そんなマナーを無視しても、何故か格好がいい、様子がいい、清々しい、そんな御仁がいるものだ。しかし、「いき」な仕草は一朝一夕に身につくものではない。なぜならその人の「生き方」から滲み出てくるものだからだ。大人の男に捧げる「いき」な生き方読本。

目次

第1章 衣と立ち居振舞いの作法(歩き方の講釈;男を香らせる;ネクタイを選ぶ ほか)
第2章 食と宴席の作法(美しい食べ方;リザベーション・プリーズ;招かれて座敷で食事をする ほか)
第3章 住と暮らしの作法(上座と下座の実際;始めにレディ・ファーストありき;花を贈る ほか)

著者等紹介

馬場啓一[ババケイイチ]
1948年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。CMディレクターを経て、現在、作家・エッセイスト。流通経済大学で「日本文化論」を教えている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れかくに

0
面白かった。日本人が忘れてしまった振る舞い方が如実に示されているが、筆者の独断も強いと感じた。しかしそれがまた非常に参考になった。別の著書も読んでみたいと感じた1冊。2014/05/28

かかし

0
「いき」というキーワードでマナーを切る。現在の日本は日本のマナーだけでなく、欧米のマナーの勉強も必要。生活の音を出さないのが西洋なら、出物腫れ物所嫌わずが日本。ダブルスタンダードはつらいが、自分の文化に誇りと自信をもてばサムライのように「いき」に振る舞える。ようはぶれない「軸」を持てということ。2009/03/25

アイマール

0
・無地のネクタイを選ぶ。黒のシルクニットタイ ・食べ物は小さく口に入れ、ゆっくり静かに口にふくみ、無音で喉に流しこむ ・箸の使い方が重要。食べる時のみに使用、相手と話をする時には、はし置きにおき、両手は膝に置く ・食事中は小さな声で話をする。大声は恥ずかしい ・キレのよい挨拶 ・小林信彦のいきは、頑固で排他的であるが、日本橋で生まれ育ち、シャイであり消極的つまり弱気、痩せ我慢をする、美的生活 ・西欧のマナーやルールを知る ・公衆道徳を守る2024/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/27704
  • ご注意事項

最近チェックした商品