出版社内容情報
専門医が動脈硬化を防ぐ食材と献立を徹底紹介。
高血圧症、心筋梗塞、脳梗塞の要因となる高脂血症の正しい知識を紹介しつつ、家庭でできる運動療法と食事療法を専門医が懇切に解説。
「高脂血症」とはどんな病気なのか、ご存じでしょうか。簡単に言ってしまえば、血液中の脂肪分が一定量を超えて高くなっている状態。つまりは、サラサラ血液の逆の状態のことです。ここ十数年、日本の食生活が欧米化するのにつれて、この病気になる人が急増しています。
▼でも、高脂血症で死んだ、などという話は聞いたことはないでしょう。たしかに高脂血症が直接の原因で死にいたることはありませんし、痛くもなければ痒くもない。自覚症状がないので、「沈黙の病気」とも呼ばれているほどなのです。
▼しかし、厚生労働省をはじめ多くの医師たちが警鐘を鳴らしているのは、高脂血症が動脈硬化の原因になり、最悪の場合、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の遠因となるからです。
▼本書は、コレステロールを減らし、血中の脂肪値を下げる食事のメニューと日常生活の心得を豊富なイラストとともに紹介しています。クスリに頼らず、健康に暮らしたいあなたに贈る1冊です。
●1章 「高脂血症」ってなに?
●2章 高脂血症のタイプ別治療法
●3章 高脂血症を治す日常生活の心得
●4章 コレステロール・中性脂肪を減らす食生活
●5章 ここが決め手! 素材別クッキングのアイデア
内容説明
日本人の生活が欧米化するのに伴い、コレステロールや中性脂肪が高い、いわゆる「高脂血症」と診断される人が急増しています。高脂血症は痛くも痒くもありませんが、放置しておくと動脈硬化を引き起こし、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などの発症要因になります。本書では家庭でも簡単にできる食餌療法と運動療法を、豊富なイラストとともに紹介。薬に頼らず、健康に暮らしたいあなたに贈る1冊。
目次
1章 高脂血症とは―「高脂血症」ってなに?(高脂血症とはどんな病気か;高脂血症を放置すると、なぜ怖いのか ほか)
2章 治療法―高脂血症のタイプ別治療法(高脂血症の治療の基本的な考え方とは;治療の基本は食事療法と運動療法 ほか)
3章 日常生活―高脂血症を治す日常生活の心得(運動は高脂血症の予防と治療に欠かせない;長く無理なくできる運動が最適 ほか)
4章 食生活―コレステロール・中性脂肪を減らす食生活(栄養バランスのとれた食事が基本;6つのグループからまんべんなく食品をとる ほか)
5章 調理法―ここが決め手!素材別クッキングのアイデア(肉―部位を選び、脂を落として調理する;魚介―中高年には切り身がおすすめ ほか)
著者等紹介
井藤英喜[イトウヒデキ]
1944年大阪生まれ。1970年京都大学医学部卒業。東京都老人医療センターを経て、現在、東京都多摩老人医療センター院長。1979~81年にかけて米国国立老化研究所内分泌部門に留学。日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本老年病学会の評議員、理事を務めるなど、種々の学会で活躍中。高脂血症、糖尿病などが専門
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