内容説明
広大な戦野に、浪高き海原に、両軍が死力を尽くして闘った日露戦争。数々の名勝負を演出したのは、戦場で指揮をとった将軍たちである。しかし時系列的に概観しても、各々の人物像は明確にできない。そこで本書は、人物ごとに見出しを立て、プロフィールから戦場での活躍までを読みやすく整理。人物伝を通じて日露戦争の全体像が見えてくる本。日露双方の将軍60名を収録。
目次
第1部 日露戦争の名将たち(大山巌陸軍元帥;児玉源太郎陸軍大将;福島安正陸軍少将;立見尚文陸軍中将 ほか)
第2部 日露戦争を戦った他の将軍たち(乃木希典陸軍大将;川村景明陸軍大将;伏見宮貞愛陸軍大将;長谷川好道陸軍中将;土屋光春陸軍中将 ほか)
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年、愛知県生まれ。1965年、慶応義塾大学法学部政治学科卒。在学中より、コンゴ動乱やアルジェリア戦争に参加。1970年代初頭よりアメリカ特殊部隊に加わり、ラオス内戦に従軍する。1986年より作家活動に入る
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感想・レビュー
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金吾
21
○名将だけでなく愚将も掲載されています。やや事実と異なるのではという部分はありましたが、たくさんの人物を記載しているのは素晴らしいと思いました。特に余り過去に書かれていないと思われる師旅団長の部分は面白かったです。2022/09/04
maito/まいと
8
この時代、日本は本当に人に恵まれていた、それを実感する一冊。中枢を担っていた薩長閥はもちろん、軍事能力なら薩長軍をも上回っていたと言われている旧幕府軍出身者まで、日露戦争で活躍した人々を紹介した本書。広く浅くではあるものの、様々な人々を通して、日露戦争という日本の命運を賭けた戦いを知ることができる。タイトルからでは判別しづらいが、ロシア軍将校も紹介されている。2015/03/09
oooともろー
1
綺羅星のごとき名将。2016/06/25
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