出版社内容情報
愛情、欲望、破滅……美貌の王妃の素顔とは。
幾多の男たちの人生を破滅に陥れ、「希代の淫婦」として名を残すフランス宮廷屈指の美貌の王妃。その素顔と激動の生涯を描く傑作評伝!
恋人と引き裂かれ、失意を隠して結婚式に臨んだ夜、「サン・バルテルミーの大虐殺」が!
▼小説や映画でおなじみの『王妃マルゴ』ことマルグリット・ド・ヴァロアは、16世紀フランスに君臨したヴァロア王家に生まれた史上屈指の美女。本書は、宮廷を取り巻く幾多の男たちを破滅に陥れたという「稀代の淫婦」の数奇な生涯を描く傑作評伝である。少女期から晩年までを緻密な筆致で追い、美貌の王妃の真実に迫る。
▼実の兄弟3人との近親相姦関係、母カトリーヌ・ド・メディチとの確執、かつて愛した兄への復讐の誓い、処刑や暗殺などで命を落としていく愛人たち、生きんがために宗教を捨てた夫アンリ4世の不実とみじめな離婚……など、膨大な資料から探る“悪女”の素顔は興味深い。著者は「お人よしで愚かで多情で他人を信じやすい“憎めない女マルグリット”像が浮かびあがってきた」と言う。
▼宗教戦争を縦糸、王位継承争いを横糸に織り成される愛憎の記録!
●第1章 少女時代
●第2章 王女マルグリットの結婚
●第3章 不幸な結婚生活
●第4章 アンリ三世の復讐
●第5章 ネラクの宮廷生活
●第6章 マルグリットの受難
●第7章 フランス王位への茨の道のり
●第8章 アンリ四世の時代
内容説明
恋人と引き裂かれ、失意を隠して結婚式に臨んだ夜、「サン・バルテルミーの大虐殺」が!―16世紀フランスに君臨したヴァロア王家に生まれた、史上屈指の美貌の王妃マルグリット。本書は、宮廷を取り巻く幾多の男たちを破滅に陥れたという「稀代の淫婦」の数寄な人生を描き出す傑作評伝である。かつて愛した兄への復讐の誓い、近親相姦、愛人遍歴、離婚…激動の時代を生き抜いた悪女の生涯。
目次
第1章 少女時代
第2章 王女マルグリットの結婚
第3章 不幸な結婚生活
第4章 アンリ三世の復讐
第5章 ネラクの宮廷生活
第6章 マルグリットの受難
第7章 フランス王位への茨の道のり
第8章 アンリ四世の時代
著者等紹介
桐生操[キリュウミサオ]
パリ大学(ソルボンヌ大学)・リヨン大学に留学、フランス文学および歴史を専攻する。帰国後、人物の評伝をはじめ、歴史の知られざるエピソードをさまざまな形で紹介、好評を得ている
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