出版社内容情報
企業価値を高めるための新しい経営論を分析。
内部統制の整備・運用、コンプライアンスの徹底、リスク回避を企業成長の戦略的武器とする。経営価値を創造する経営者のテキスト。
ITによるイノベーションスピードの高速化と、BRICsをはじめとする新興諸国の台頭によって、ビジネスにおける国際競争は激しさを増している。また、国内においても少子高齢化、産業の成熟化などにより経営環境は一層厳しいものとなっている。
▼これからの経営者に求められるものとは何か? 経営を監視されるばかりではなく、自社の特徴をよく把握して、倫理と美学を身につけたコーポレート・ガバナンスを構築していくことが不可欠である。
▼本書は、経営学、会計学、法学の専門家によるコラボレーションから生まれた、企業の経営価値を高める経営者必読の書である。
●第1章 ガバナンス経営とは何か
●第2章 インテグリティ活動による「レピュテーション」の創造
●第3章 会社機関の設計と情報
●第4章 関係性ガバナンスと企業価値
●第5章 垂直的統合戦略からプラットフォーム形成へ
内容説明
新時代の経営者は、監視されるばかりではなく、自社の特徴をよく把握して、自らの手で倫理と美学を身につけたコーポレート・ガバナンスを構築すべきだ!経営学、会計学、法学の専門家によるコラボレーションから生まれた最先端の企業統治論。
目次
第1章 ガバナンス経営とは何か―「守り」から「攻め」へ、経営自体の変質(コーポレート・ガバナンスの重要性の高まり;これまでのコーポレート・ガバナンス論 ほか)
第2章 インテグリティ活動による「レピュテーション」の創造―意義あるインテグリティ・マネジメントに向けて(インテグリティ活動の重要性;最近のガバナンス改革議論の特徴 ほか)
第3章 会社機関の設計と情報―委員会設置会社における社外取締役による情報取得とガバナンス(社外取締役の意義;社外取締役による情報取得と適切なガバナンス ほか)
第4章 関係性ガバナンスと企業価値―ステークホルダーとともに発展する(企業価値論の変遷とCSRの意義;欧米におけるコーポレート・ガバナンス論 ほか)
第5章 垂直的統合戦略からプラットフォーム形成へ―イノベーションがもたらした転換点(経営学の潮流と垂直的統合戦略;コンピュータ産業から誕生した破壊的イノベーション ほか)
著者等紹介
小林敏男[コバヤシトシオ]
大阪大学大学院経済学研究科教授。1960年生まれ。1983年大阪大学経済学部卒業、経済学博士(大阪大学)。大阪大学経済学部助手、岡山大学経済学部講師、助教授、大阪大学経済学部助教授を経て、2003年より現職。専門は、経営組織・戦略(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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