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タイムマシンがみるみるわかる本

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784569658612
  • NDC分類 421
  • Cコード C0040

出版社内容情報

時間と空間の不思議を読み解く物理学入門。

タイムマシンをめぐる「時間」に関する科学的なトピックスを知って、超ひも理論からエントロピーまでの不思議な世界を垣間見る本。

東京から博多まで新幹線に乗って、あなたが博多駅に降り立てば、そこは10億分の1秒だけ未来の世界。宇宙ロケットで月まで往復して、地球に帰還すると、1万分の1秒だけ未来の地球にきたことになる。それはなぜか。相対性理論によると、動いている時計は止まっている時計に比べてゆっくりと時を刻むから。

▼では、過去には行けないのか。望遠鏡で月を見たとすれば、その月は約1秒前の月になる。同様に太陽は約8分前、北極星は約400年前、アンドロメダ銀河は230万年前の姿。見るだけなら、望遠鏡で遠くの宇宙を覗けばいいのだ。

▼では、映画やマンガに出てくるタイムトラベルは実現するのか。本書は量子重力理論やブレーン宇宙論など、最新理論でその可能性を探る。宇宙の始まりが時間の始まりなのか。宇宙は膨張と収縮を繰り返すのか。私たちが考えている宇宙観、時間観を根本から変える1冊である。

●第1章 意外に簡単な未来へのタイムトラベル 
●第2章 過去へのタイムトラベルとタイムパラドックス 
●第3章 時間の流れる方向と時間の始まりについての謎 
●第4章 人間にとっての時間の意味

内容説明

タイムマシンは夢物語ではない。相対性理論、量子重力理論、フレーン宇宙理論など、最新理論で考える宇宙と時間の謎。

目次

第1章 意外に簡単な未来へのタイムトラベル(人類の夢・タイムマシンを作ろう;未来への旅は意外に簡単 ほか)
第2章 過去へのタイムトラベルとタイムパラドックス(過去を覗けるタイムスコープ;時間と空間が入れ替わる宇宙 ほか)
第3章 時間の流れる方向と時間の始まりについての謎(時間はなぜ一方向にだけ流れるのか;物理の法則は過去と未来を区別できない ほか)
第4章 人間にとっての時間の意味(楽しい時間がすぐに過ぎるのはなぜか;年をとると時間の経つのが早いのはなぜか ほか)

著者等紹介

佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。東京大学大学院理学系研究科教授、ビッグバン宇宙国際研究センター長、日本物理学会会長。理学部長・大学院理学研究科長(2001~2003年)を務める。理学博士。専攻は宇宙論・宇宙物理学。「インフレーション理論」をアメリカのグースと独立に提唱、国際天文学連合宇宙論委員会委員長を務めるなど、その功績は世界的に広く知られる。1989年に井上学術賞、1990年に仁科記念賞受賞。2002年に紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tatata

2
戻りたい過去・見てみたい未来…誰しもが1度は夢見たことがあるのではないでしょうか。現在の科学では未来に行くことは可能のようです。また過去にタイムリープすることは中々難しいようですね。どちらも理論上の話のようですが。 分かりやすく簡素な言葉でさまざまな「可能性」について説明してあり読んでよかったです。 また終盤には「人間にとっての時間の意味」について述べられており、その中でも「生物に寿命が定められているのは、古い遺伝子(たくさん傷ついた遺伝子)が種に混ざることで、その生物が絶滅することを防いでいる。」2013/03/14

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