出版社内容情報
コストダウンを織り込んだ制作プランの作り方。
「作って、売って」からではもう遅い。制作プランや原価企画の段階からコストダウンを織り込み、「上流で儲けるしくみ」をつくる方法。
緩やかながらも景気はいざなぎを越えた。しかし、業界や会社によって、まだら模様の回復のようだ。つまり、儲かっているところとそうでないところの差が大きい。
▼売上よりも利益重視が叫ばれて久しいが、不調な企業は価格設定やコストについての考えが甘いのだろう。売上から原価を差し引いた利幅に、販売数量を乗じたものが利益となる。当然、これが最大値になるように値決めをする必要がある。では、どうするか。
▼経営技術コンサルタントの著者は、「上流で儲ける仕組みを作れ」「原価管理はムダなだけ」「原価企画で儲けが決まる」と説く。さらに、「お客様に騙されるな」という章では、仕様条件、数量条件、取引条件を槍玉にあげる。そのうえで、営業段階、企画・設計段階のコストダウン技術をそれぞれ紹介する。
▼上流の人から順々によい仕事をして、それを最終製品まで連鎖させる――本書にはこの不変の法則を達成するためのノウハウが網羅されている。
●第1章 値決めが生死を決める
●第2章 原価は管理しても儲からない
●第3章 お客様に騙されるな:その1 仕様条件
●第4章 お客様に騙されるな:その2 数量条件
●第5章 お客様に騙されるな:その3 取引条件
●第6章 営業段階のコストダウン技術
●第7章 企画・設計段階のコストダウン技術
●第8章 真犯人は“納期”だ
●第9章 技術者不足はどこも同じ
●第10章 ビジネスドメインが命
目次
第1章 値決めが生死を決める
第2章 原価は管理しても儲からない
第3章 お客様に騙されるな:その1 仕様条件
第4章 お客様に騙されるな:その2 数量条件
第5章 お客様に騙されるな:その3 取引条件
第6章 営業段階のコストダウン技術
第7章 企画・設計段階のコストダウン技術
第8章 真犯人は“納期”だ
第9章 技術者不足はどこも同じ
第10章 ビジネスドメインが命
著者等紹介
西田順生[ニシダジュンセイ]
製造業専門のコンサルティング会社・株式会社西田経営技術士事務所代表取締役、技術士(経営工学部門)。1977年神奈川大学工学部工業経営科へ入学し、経営工学に魅了される。1981年同学科卒業。(株)村田製作所グループ、(株)ナナオにて、生産管理、購買業務の経験を経て、1996年にコンサルタントとして独立。優良企業での実務経験とコンサルティング現場で培ったプライシングシステムで脚光を浴び、東京、東海、関西、北陸を中心にコンサルティング、講演活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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