出版社内容情報
日本文化にも深く浸透する宗教・道教のすべて。
仙人や道士のイメージで語られる道教とは、どのような宗教か。呪術や儒教、仏教などを取り入れた多種多様な教義の全体を平易に解説する。
永生不死である仙人への道を説いた道教。その歴史は二千年におよび、漢民族の体質に深く染み込んでいる。風水、易学、占術、漢方医学など、多彩な秘術をもつ道教とは何か。
▼気功として知られる健康法も、元々は仙人になるための修行法だったという。その不思議なパワーはどこから来るのか。
▼道教には教祖がいるわけではない。中国古来の自然宗教であり、時代とともに仏教や儒教と混合していった。まさに、日本人にとっての神道と同じような存在であろう。
▼その道教は、日本人の宗教、習俗にも多大な影響を与えている。陰陽道や修験道をはじめ、庚申信仰、中元……。さらに、道教を知ることで、『三国志演義』『西遊記』『封神演義』などの中国文学の理解もいっそう深まる。台湾や香港をはじめ中国への旅を楽しむためにも、ぜひ知っておきたい知識が満載されている。仏教や儒教に比べ、これまで語られることが少なかった道教の全体像をひもといた入門書である。
●第一章 中国文化としての道教
●第二章 道士と仙人
●第三章 道教の呪術儀礼
●第四章 道教の歴史と基本経典
内容説明
永生不死である仙人への道を説いた道教。その歴史は二千年におよび、漢民族の体質に深く染み込んでいる。風水、易学、占術、漢方医学など、多彩な秘儀をもつ道教とは何か。健康法として知られる気功も、元々は仙人になるための修行法だったという。その不思議なパワーはどこから来るのか。さらに、道教は日本人の宗教、習俗にも多大な影響を与えている。陰陽道や修験道をはじめ、庚申信仰、中元…。本書では、仏教、儒教に比べ、語られることが少なかった道教の全体像をひもといた入門書。
目次
第1章 中国文化としての道教(道教における仙人と道士;日本人と道教)
第2章 道士と仙人(道士と道観での生活;仙人とその信仰;仙人になるための方法・修行法)
第3章 道教の呪術儀礼(呪術師・司祭としての道士と祠廟;道教の呪術儀礼;道士の呪術儀礼と民間信仰)
第4章 道教の歴史と基本経典(道教の源流;太平道と五斗米道―道教の先駆け;南北朝時代―道教の成立;隋唐時代―道教の隆盛;宋元時代―道教の変容;明清時代―道教の民俗宗教化)
著者等紹介
松本浩一[マツモトコウイチ]
1953年千葉県生まれ。東京教育大学文学部卒業。筑波大学大学院博士課程中退。博士(文学)。図書館情報大学教授を経て、筑波大学図書館情報メディア研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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デビっちん
カリスマ予備校生
Urakawa
むとうさん
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