出版社内容情報
キリスト教、イスラム教、仏教の全てがわかる。
世界の三大宗教であるキリスト教、イスラム教、仏教について、それぞれを比較しながら、成り立ちから教義までわかりやすく解説する。
世界各地で宗教がらみの紛争やテロが頻発している。ユダヤ教対イスラム教、カトリック対プロテスタント、ヒンズー教対イスラム教、あるいは先のイラク戦争でもキリスト教とイスラム教の対立が微妙に影を落とし、日本の自衛隊までも巻き込んだことは記憶に新しい。世界の真の平和を望むなら、それぞれの宗教がもつ本当の意味、信仰の根底にまでさかのぼらなければ、解決策は見えてこないのだろう。
▼本書はこうした意味から、世界に影響力の強い三つの宗教を取り上げ、互いに比較しながら、その核心となる基本的な教理や歴史についてできるだけわかりやすく解説したものである。開祖、教義、戒律などの基礎知識はもちろんのこと、これまでたどってきた歴史、現代情勢にいたるまで、ビジュアルを多用して一目でわかるよう工夫してある。
▼現代人の常識として、また自分の人生を考えるよすがとして、ぜひ手元において活用したい一冊である。
●第1章 徹底比較 三大宗教の基礎知識
●第2章 キリスト教の教え
●第3章 イスラム教の教え
●第4章 仏教の教え
●第5章 三大宗教の現在
内容説明
常識として知っておきたい、キリスト教、イスラム教、仏教の基礎知識。開祖、教義、戒律から歴史、現代情勢までビジュアルな解説ですっきり頭に入る。
目次
第1章 徹底比較三大宗教の基礎知識(開祖;教え;教典;信仰対象;戒律)
第2章 キリスト教の教え(歴史―度重なる迫害を乗り越えて世界最大の宗教に成長;三大宗派―カトリック、プロテスタント、東方正教会の三大勢力を比較 ほか)
第3章 イスラム教の教え(歴史―開祖の死後、正統カリフ時代から拡大するイスラム国家;スンニ派とシーア派―多数派で現実主義のスンニ派と少数派で理想主義のシーア派 ほか)
第4章 仏教の教え(仏教の伝播―ブッダ入滅後に分裂するも世界に広がった仏教の教え;十二縁起―苦しみの原因の追求から生まれた仏教の根幹をなす考え ほか)
第5章 三大宗教の現在(中絶問題と教会一致推進運動―揺れるキリスト教の女性観と対立から対話に向かう東西教会;ジハードとイスラム原理主義―非イスラム世界で誤解されるジハードの本当の意味;チベット仏教と欧米への普及―迫害されるチベット仏教とキリスト教圏への広がり)
著者等紹介
加藤智見[カトウチケン]
1943年、愛知県に生まれる。1966年、早稲田大学第一文学部卒業。1973年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。図書館情報大学、早稲田大学、東京大学講師などを経て、東京工芸大学教授。専攻は比較宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みや
Y子
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