出版社内容情報
いまこそ究極の武士道を体現した会津に学べ!
これぞ決定版会津武士道! 会津武士道の成立から形成過程、そして幕末にいたる完成期まで、その全体像を解き明かした一冊。
武士道は「死の哲学」ではなく「生の哲学」であり、その武士道の神髄がまさに“会津武士道”なのである――
▼会津武士道と聞いて、戊辰戦争で官軍に抵抗した「賊軍」と思う人がいるかもしれない。しかし、実は会津ほど尊王だった藩はなかったのである。
▼会津武士道とは体系化されたものではなく、源平の時代から戦国時代、続いて江戸時代に保科正之があらわれて「徳川の平和」の基礎を据えるまでに少しずつ洗練されたものであった。その変容と深化の過程を押さえつつ、もっともよく結晶した「武士道」の精神が、時代の転変とともにどのように発現されたのかにせまった会津武士道の決定版。
▼国家のあり方が廃れてゆく今日の日本に、国家や社会の繁栄と安泰をいかに実現させるのかのヒントが会津武士道の歴史のなかにある!
●序章 武士道前史
●第一章 会津武士道を育てた初代藩主保科正之
●第二章 田中玄宰(はるなか)の改革
●第三章 会津武士道の栄光と悲惨
●第四章 よみがえる会津武士道
内容説明
藩祖・保科正之、中興の家老・田中玄宰、幕末の白虎隊、そして…真の「武士道」の誇り高き生き方に学べ。
目次
序章 武士道前史(「つわものの道」にはじまる;剛か臆かの二元論 ほか)
第1章 会津武士道を育てた初代藩主保科正之(薄幸な生い立ち;高遠武士団の士風 ほか)
第2章 田中玄宰の改革(名家老田中正玄;ふえゆく財政赤字 ほか)
第3章 会津武士道の栄光と悲惨(神髄は「治世弓」の教え;会津藩と海防問題 ほか)
第4章 よみがえる会津武士道(町野主水―戦死者を埋葬した「最後の会津武士」;佐川官兵衛―「鬼官兵衛」と呼ばれたリーダー ほか)
著者等紹介
中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年、栃木市に生まれる。東北大学文学部卒。文藝春秋勤務を経て91年より文筆活動に専念。87年『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞、93年『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年『二つの山河』で第111回直木賞、2005年『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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