出版社内容情報
北朝鮮問題は最終段階に入った! テレビ・新聞が報じない情報を満載し、日本と朝鮮半島の間に横たわる問題を解決するシナリオを提示。
≪「序に代えて」より抜粋≫。2006年10月9日、北朝鮮は核実験実施を発表した。私は「いよいよ嵐が来た」と身震いした。しかし、この嵐を乗り越えれば、横田めぐみさんたち拉致被害者全員を取り戻すことも可能だ。
▼米国は近く北朝鮮の核実験に対する国連安保理決議に基づき、北朝鮮船舶への臨検を実施するだろう。日本はその際、周辺事態法を適用し、すなわち「放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態」とみなし、米軍への後方支援を行うといわれている。安倍政権が価値観外交を高々と掲げ、米国との同盟を強化しつつ金正日政権への圧迫を強めていくなら、北朝鮮内部の矛盾が限界点を超え、金正日政権が倒され、核、拉致問題がダイナミックに解決される展開は十分あり得る。
▼嵐は来た。正念場だ。この間、必死でまとめた本書が、嵐を乗り越え、めぐみさんたちを取り戻して喜びの日を迎えるための一助となればうれしい。(西岡力)
●序に代えて ――最終段階に入った北朝鮮問題
●第一章 すぐそこに迫る核危機
●第二章 安倍政権に望むこと
●第三章 拉致事件の真実
●第四章 韓国危機の本質
目次
序に代えて 最終段階に入った北朝鮮問題
第1章 すぐそこに迫る核危機
第2章 安部政権に望むこと(勝負の秋を迎えた拉致問題;米金融制裁の持つ破壊力―来るべき北朝鮮の大変動に備えよ;価値観外交でアジア外交を立て直せ;歴史認識問題はこうして克服せよ;日米関係の強化も価値観外交で)
第3章 拉致事件の真実(なぜ、めぐみさんらは死んだとされるのか;拉致被害者はまだ多数いる!;政界中で拉致を実行する金正日)
第4章 韓国危機の本質(韓国を蝕む金正日の革命戦略;竹島問題解決の近道とは;金大中・韓国前大統領の裏切り;拉致問題に日韓対立はない)
著者等紹介
西岡力[ニシオカツトム]
昭和31年、東京生まれ。国際基督教大学卒業。筑波大学大学院地域研究科修了(国際学修士)。韓国・延世大学国際学科留学。昭和57~59年、外務省専門調査員として在韓国日本大使館勤務。平成2~14年、月刊『現代コリア』編集長。東京基督教大学教授、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」常任副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 日本の伝統美を訪ねて