東京裁判・「パル判決書」の真実―なぜ日本無罪を主張したのか

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569656281
  • NDC分類 329.67
  • Cコード C0030

出版社内容情報

膨大な「パル判決書」のエッセンスを解読。

東京裁判においてただ一人日本無罪論を唱えたインドのパル判事。その膨大な判決書を読み解き、パルの本心を明らかにする。

東京裁判において、「被告全員無罪」としたパル判事。その判決は、いかなる論理によって導かれたのか? 本書の目的は、「パル判決」とはどういうものなのかを、平易に解説し、理解を求めようというものである。いったいパル判事は、どういう理由で被告全員を無罪としたのだろうか。被告が無罪ならば、日本が戦ったあの戦争は正当な戦争だったと言っているのであろうか。そのようなことを念頭に置きつつ、「パル判決」の真の姿に迫る、現代史ファン必読の一冊。

●第1章 「平和にたいする罪」では裁けない 
●第2章 パル判事は張作霖爆殺事件をどう見たか 
●第3章 パル判事は柳条湖事件をどう断じたか 
●第4章 満州事変は日本の自衛戦争だったか? 
●第5章 「陸軍は国民の政党」であったか? 
●第6章 満州国建国は手のこんだ政治的狂言 
●第7章 日本の「北支分治政策」をめぐる攻防 
●第8章 日中戦争とアメリカ 
●第9章 太平洋戦争の始まり 
●第10章 通例の戦争犯罪 
●終章 「今次の戦争はまさに日本という国の戦いだった」

内容説明

「被告全員無罪」とした、パル判事。その判決は、いかなる論理によって導かれたのか!「パル判決書」の詳細な研究からその本心を明らかにする。

目次

第1章 「平和にたいする罪」では裁けない
第2章 パル判事は張作霖爆殺事件をどう見たか
第3章 パル判事は柳条湖事件をどう断じたか
第4章 満州事変は日本の自衛戦争だったか?
第5章 「陸軍は国民の政党」であったか?
第6章 満州国建国は手のこんだ政治的狂言
第7章 日本の「北支分治政策」をめぐる攻防
第8章 日中戦争とアメリカ
第9章 太平洋戦争の始まり
第10章 通例の戦争犯罪
終章 「今次の戦争はまさに日本という国の戦いだった」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えだげ

1
総力戦とも言える日露戦争に勝利した見返りが余りにも小さすぎたのが、満州事変の遠因になっているのではないかと思った2014/05/28

風見草

1
東京裁判の判決では、満州事変以来の日本の政策が「太平洋戦争に向けた共同謀議」であるとされました。一方、パル判事は、「刑事上」の「共同謀議」の成立を否定したものの、例えば満州建国について、「日本人に特有のものではな」く「西洋の先例」に倣った「作り事」、「『満州国』という狂言」と述べています。パル判決の真の「狙い」が、道義面での日本の擁護でさえなく、日欧米の加担した"植民地を欲する帝国主義"それ自体への批判であった点を、本書はうまく描き出しています。2009/12/24

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