日本のものづくりが中国を制す―旺旺集団と岩塚製菓が挑む「世界品質」への道

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569654003
  • NDC分類 588.09
  • Cコード C0034

出版社内容情報

中国市場を制覇したお菓子メーカーの戦略とは。

新潟の岩塚製菓からノウハウを学んだ台湾の菓子メーカーが広大な中国市場を制覇できたのはなぜか? 恐るべき経営手腕のすべて。

20年前に創業した台湾の菓子メーカー・旺旺集団は、いまや中国全土に90以上の工場を稼動させ、スナック菓子ではNo.1のシェアを持つ。売上でも日本のグリコ、森永製菓、明治製菓を凌駕し、ロッテをも超える規模に。なぜそれほどまでに急成長できたのか。

▼旺旺集団飛躍の秘密は、新潟の老舗米菓メーカー「岩塚製菓」の存在なしに語れない。物語は、旺旺集団の創業者である若き蔡氏が岩塚製菓のヒット商品『サンフレンド』を食べて感動したところから始まる。蔡氏は岩塚製菓の槇社長(先代)に技術指導をお願いするが、なかなか首をタテに振ってくれない。その理由は、米菓の命はよい原料と高い加工技術であり、日本と気候と風土も違う台湾で同じような品質の商品をつくるのは難しいと判断したからである。

▼しかし、蔡氏の情熱と行動力が槇社長を動かし、ついに旺旺集団への技術指導が始まる。米菓づくりに命を賭ける男たちの感動のドラマ。

●第一章 「世界米龍」の唸り―二〇〇五年・晩秋・上海 
●第二章 出会いと永訣―二〇〇三年・初冬・長岡 
●第三章 越後岩塚の闇と光―一九八三年・新春・越路飯塚 
●第四章 宜蘭の夜明け―一九八四年・台湾・宜蘭 
●第五章 望城の挫折―一九九三年・湖南・長沙 
●第六章 シンガポールの破顔 ―一九九六年・初夏・シンガポール 
●第七章 瀋陽の春、杭州の夏―世紀を超えた成長へ 
●第八章 越路の水張り―二〇〇六年・初夏・越路飯塚

内容説明

中国市場を席捲する食品メーカー「旺旺集団」。その品質を支えてきたのが新潟の「岩塚製菓」。なぜ日本と台湾の企業が結びついたのか?米菓づくりに命を賭ける男たちの感動のドラマ。

目次

第1章 「世界米龍」の唸り―二〇〇五年・晩秋・上海
第2章 出会いと永訣―二〇〇三年・初冬・長岡
第3章 越後岩塚の闇と光―一九八三年・新春・越路飯塚
第4章 宜蘭の夜明け―一九八四年・台湾・宜蘭
第5章 望城の挫折―一九九三年・湖南・長沙
第6章 シンガポールの破顔―一九九六年・初夏・シンガポール
第7章 瀋陽の春、杭州の夏―世紀を超えた成長へ
第8章 越路の水張り―二〇〇六年・初夏・越路飯塚

著者等紹介

蔡衍明[サイエンメイ]
1957年、台湾・台北市生まれ。1974年、台北市板橋高校卒業。1976年、父親の事業を受け継ぐ。1992年、中国大陸の市場を開拓するために、湖南旺旺食品有限公司を設立し、董事長に就任。1996年、旺旺集団(Want Want Holdings Ltd)を設立し、董事長に就任。1995年から今日まで中国南京師範大学の栄誉教授を担当

辻中俊樹[ツジナカトシキ]
1953年生まれ。青山学院大学文学部卒業。社団法人日本能率協会等を経て、1982年、株式会社ネクスト・ネットワークを設立。「生活カレンダー」方式によるリサーチワークを確立。団塊ジュニアに関する基礎研究をまとめ、「15(イチゴ)世代」というキーワードを世に送り出すなど、その「生活シーン分析」は評価が高い。業種業態の別なく商品開発、売り場づくり、戦略策定などトータルマーケティングの実施を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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seichan

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日本びいきスレで見かけたので読んだ。企業よいしょ系の本という感も強いが、一方、商売を始める時の志のスケールが国内企業とは全然ちがうな、とか、家族のつながりの強さも印象的だ、とか、面白く読める点も多々あった。2012/06/19

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