出版社内容情報
米を中心とした「和食の美味しさ」の極意を語る。
日本料理の特徴は、旬の食材の取り合わせと季節に合わせた料理法にある。江戸時代から続く近茶流宗家が教える、和食の楽しみ方と美味しさの極意。
日本の風土を考えた時、日本で採れる食材から最も“おいしさ”を引き出せるのは、日本料理が一番。家庭料理の味の基本はやはり母国の料理だと、日夜、全国から集まる生徒さんに季節の食材のことから献立の立て方までを教えている著者は、江戸時代から続く「近茶流」の宗家です。江戸時代は現在の日本料理の基楚が確立した時期で、当時の武家の婦人は行事に合った膳組献立を立てたり、そのための食材を選んだりする知識が必要でした。それを手ほどきしていたのが「近茶流」。現在の教室は、食材の魅力を存分にひきだし、日本料理の真髄を伝える内容の濃いものであり、本書はその授業の基本エッセンスを1冊にまとめました。おいしいものを作るために食材を知れば、季節を知り、風土を知る……料理というひとつの覗き穴を得て、自然、文化や歴史など、さまざまな世界をみる、日本料理の魅力が溢れています。
●第一章 日本料理は水の料理
●第二章 道具
●第三章 旬と献立
内容説明
噂のお料理教室の授業が本になった!食材のことから季節の献立の話まで。江戸時代から続く日本料理「近茶流」宗家の味をお届けします。
目次
第1章 日本料理は水の料理(水の料理;日本のだしは世界一;日本の主食「米」 ほか)
第2章 道具(まな板;鍋;包丁 ほか)
第3章 旬と献立(旬を知る;旬暦・旬話;献立の立て方)
著者等紹介
柳原一成[ヤナギハラカズナリ]
近茶流宗家。東京・赤坂にて「柳原料理教室」主宰。東京農業大学客員教授、儀礼文化学会常務理事、しょうゆ情報センター理事。1942年、先代宗家・柳原敏雄の長男として東京に生まれる。東京農業大学農学部卒業。柳原料理教室にて日本料理の指導にあたる一方、自ら野菜を育て、魚を釣り、日本全国の食材を訪ねてまわるなど食材そのものへの研究にも力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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