出版社内容情報
いつまでそれを“免責符”にするつもりなのか。
既得権を隠蔽し、被害者性を強調する「在日イデオローグ」に騙されるな! 在日三世として出生し、後に帰化した著者による真摯な論考。
「在日」問題は、戦前期の朝鮮半島の移住者で、終戦後もそのまま日本に残留した人々とその子孫にまつわる問題だが、そもそも日本に残留した「在日一世」は、日本での在留期間が長く、生活基盤が日本で確立されていたため、あえて帰国を選択しなかった人々であり、「強制連行の末裔」などというのは嘘にすぎない。生活上の問題も、とくに日本人との通婚が高まったことに見られるように、そのほとんどが解消され、実質的な社会問題としての「在日問題」など現在では存在していないといってよい、と著者は喝破する。
▼にもかかわらず、近年、姜尚中著『在日』、映画「パッチギ!」、「東京都保健師管理職裁判」などに見られるように、「在日」論はいまだ盛んである。問題なのは、それらの「在日」論のほとんどが捏造や論理破綻で成立していることであり、本書はそのことを徹底的に論証している。
▼在日韓国人三世として生まれ、後に帰化した著者による真摯な論考。
●第一章 「在日」を免責符に使う「プロ市民」 ――姜尚中・東大教授に見る欺瞞の構造
●第二章 「権益拡大」に余念がない「在日イデオローグ」 ――朴一・大阪市立大教授の「ご都合主義」
●第三章 「帰化申請体験キャンペーン」の虚構 ――辛淑玉の在日「帰化神話」を解体する
●第四章 無知は罪なり ――北朝鮮の本質を隠蔽する井筒和幸の「パッチギ!」
●第五章 「帰国事業」に関する「日本政府責任論」の欺瞞 ――北朝鮮の国家犯罪の隠蔽を図るテッサ・モーリス=スズキと朝日
●第六章 「特権意識」から脱却できぬ「在日マイノリティ」 ――東京都保健師管理職裁判に見る歪んだ思考様式
●第七章 戦後「在日神話」としての国籍剥奪という嘘 ――大沼保昭・東大教授のフィクションを積み重ねた『国籍と人権』
内容説明
既得権を隠蔽し、被害者性を強調する「在日イデオローグ」に騙されるな!在日韓国人三世として生まれ、後に帰化した著者による真摯な論考。
目次
第1章 「在日」を免責符に使う「プロ市民」―姜尚中・東大教授に見る欺瞞の構造
第2章 「権益拡大」に余念がない「在日イデオローグ」―朴一・大阪市立大教授の「ご都合主義」
第3章 「帰化申請体験キャンペーン」の虚構―辛淑玉の在日「帰化神話」を解体する
第4章 無知は罪なり―北朝鮮の本質を隠蔽する井筒和幸の「パッチギ!」
第5章 「帰国事業」に関する「日本政府責任論」の欺瞞―北朝鮮の国家犯罪の隠蔽を図るテッサ・モーリス=スズキと朝日
第6章 「特権意識」から脱却できぬ「在日マイノリティ」―東京都保健師管理職裁判に見る歪んだ思考様式
第7章 戦後「在日神話」としての国籍剥奪という嘘―大沼保昭・東大教授のフィクションを積み重ねた『国籍と人権』
著者等紹介
浅川晃広[アサカワアキヒロ]
1974年、神戸市で在日韓国人三世として出生。97年、オーストラリア国立大学留学。99年、大阪大学大学院修士。同年、日本国籍取得。在オーストラリア日本国大使館専門調査員を経て、2005年より名古屋大学専任講師。同年、博士(学術)学位取得。専門は移民政策論、オーストラリア政治社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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