出版社内容情報
リストカット、万引き、売春、フーゾク――。境界性人格障害(ボーダーライン)と診断された彼女の死から見えてきたものとはなにか。
生と死。正常と異常。自分の外側と内側。人間は、つねにその境界線(ボーダーライン)を揺れ動く。リストカット、摂食障害、薬物依存、セックス依存……。つい境界線を越えてしまうことが、どの人にも起こりうる時代になった。そういった問題ごとが、もう他人ごととはいえない時代になった。本書は、女性ジャーナストが長年追い続けた「問題少女」の観察記録である。彼女・レイカは、鬱病とも境界性人格障害(ボーダーライン)とも診断されていた。だが、著者・長田との関係、つまり取材する者とされる者の関係をこえ、「友人」としての関係が深まりつつあった時、突如として彼女は自ら命を絶つ。そして著者は、その原因を、いや「悪者」を捜し求め彷徨をはじめる。そしてその彷徨のなかで出会う人々を通して、その奥にある現代社会の病理をあぶりだしていく。なぜ生きるのか、そして生と死について深く考える人々にぜひ読んで欲しい、ノンフィクション意欲作。
●第一章 遭遇
●第二章 成熟
●第三章 崩壊
●第四章 彷徨
●終章 再接続
内容説明
リストカット、摂食障害、薬物・セックス依存…が、すぐ隣にある時代。境界性人格障害(ボーダーライン)と診断された彼女の死から見えてきたものは―。
目次
第1章 遭遇
第2章 成熟
第3章 崩壊
第4章 彷徨
終章 再接続
著者等紹介
長田美穂[ナガタミホ]
1967年奈良県生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業後、日本経済新聞記者を経て99年からフリーのジャーナリストとして週刊誌、経済誌などに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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