出版社内容情報
知っておきたい古典落語の名セリフを紹介。
古典落語を中心にしつつ、ぜひとも知っておきたい落語の名セリフを100取り上げ、そのあらすじ、醍醐味を紹介する。
本書は、古典落語に出てくる台詞を紹介し、それらを現代にあてはめればどのように活用できるかを解説したものである。そのまま使えるものもあれば、少しアレンジすれば使えるものもある。噺のあらすじも紹介しているので、その台詞がどのような状況の中で出てくるのかもわかる。
▼「あらちょいと、お前さんもろこしだよ。」「お前まで与太郎がうつったんじゃないか?」「大きくは見えましても、半分は雪でございます」「おんなじようなのがもう一人ふえちゃったよ」「あんなに苦しい思いをするくらいなら生きてるほうが楽だ」・・・。落語ファンでないと、一見しただけではわからない台詞もあるが、内容がわかれば、呵呵大笑。そして使ってみたくなる。
▼テレビ番組「笑点」といえば三遊亭円楽師匠であるが、本書は、円楽師匠が大絶賛されている。
▼落語ファンのみならず、誰でも常識として知っておきたい、落語の名・迷台詞の本!
内容説明
古典落語の名言・名句と噺のあらすじを紹介し、言葉のツボを解説。
目次
第1章 人生、笑って泣いて、笑って笑って(おれがいったんじゃねえ。あれは酒がいわせた―『鼠穴』;世のなかでなんかおかしいなーとか、どうしたんだろうなーってときは、必ず裏に女がいるんだよ―『佐野山』 ほか)
第2章 こんな台詞がいえるのも、強い絆があればこそ!?(お前さんはなにか考えると死ぬよ―『あわびのし』;なぜそう亭主をおびやかすってんだ―『風呂敷』 ほか)
第3章 与太郎も八つぁんも、天然だからおもしろい(八百両てえと千両より多いのか?―『御慶』;だから雨具貸してくださいっていってみろ。そしたら提灯貸してやるから―『道潅』 ほか)
第4章 どんなときでも気っぷのよさと心意気さえあれば…(あなた方に会計された日には、あとがこわい―『明鳥』;大家さん…ここであっしが上がっちまうと、ほかのもんがこの羽織を着てこらんないとか思ったことないでしょ―『金の大黒』 ほか)
第5章 屁理屈や言い逃れ、口から出まかせはほどほどに!(吉原というところは日本にあるんでございますか―『文七元結』;わかっておるから、予は「目黒」とは申した、しかし「さんま」とはいわん―『目黒のさんま』 ほか)
著者等紹介
三遊亭道楽[サンユウテイドウラク]
1961年、北海道生まれ。北海道教育大学釧路分校中退。1983年、三遊亭円楽師匠が釧路に公演に訪れたさいに弟子入りを志願。円楽師匠から「大学を卒業してから来なさい」と諭されるも、同年3月、師匠宅を訪れて入門を許され、初代道楽の名をもらう。同年6月、上野本牧亭で初高座。86年3月、二つ目。91年10月、真打に昇進し、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sheemer
甘木
halow
私的読書メモ3328
こけこ