出版社内容情報
長い歴史的関係から読み解く渡部史観の決定版。
日本とシナ、激動の予感漂うこれからの時代、いかにつきあうべきなのか。長い歴史からあるべき関係を読み解く渾身の論考。必読の一冊。
「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国とどう向き合うべきか。長い歴史を経てきた両国のあるべき関係を読み解くためには、正しい知識が必須である。日本文明とシナ文明はいかに異なるのか? 相互交流のあり方とは? そして、近現代史の真実はどこにあるのか……。本書は、そのような日中関係史の真髄を、わかりやすくまとめた決定版である。
▼ちなみに本書では、あえて「シナ」という呼称を用いている。なぜか。それは「中国」という言葉の本来の意味が、「自分にとっていちばん大切な国」ということだからである。日本でも、日本書紀から幕末まで、自国(日本)を指して「中国」と呼ぶことがあった。しかも「中国」(中華)という言葉を使うとき、周辺の諸民族を未開人とみなす伝統的意味も含まれる。中華人民共和国や中華民国の略称として以外に「中国」という言葉を使うのは適当ではないのである。
▼本書を読めばすべてがわかる! 必読の一冊である。
●第1章 日本文明とシナ文明 ――神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる
●第2章 皇神(すめかみ)の厳(いつく)しき国 ――聖徳太子が記したシナと対等以上の関係を持つ資格
●第3章 江戸・漢学者の論争 ――日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち
●第4章 日清戦争 ――近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか
●第5章 三国干渉とシナの悲劇 ――清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした
●第6章 日露戦争 ――日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えた
●第7章 シナをめぐる日米の対立 ――対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がった
●第8章 コミンテルンの赤い魔手 ――日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線
●第9章 満州事変前夜 ――満州にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした
●第10章 満洲建国の正統性 ――リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した
●第11章 蘆溝橋事件の真相 ――日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持しつづけた
●第12章 シナ事変 ――一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかった
●終章 シナとどう向きあうか ――われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か
内容説明
「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国とどう向きあうべきなのか。過去を一方的に反省する必要はない!日本人が知っておくべき日中関係史の真髄。
目次
日本文明とシナ文明―神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる
皇神の厳しき国―聖徳太子が記したシナと対等以上の関係を持つ資格
江戸・漢学者の論争―日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち
日清戦争―近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか
三国干渉とシナの悲劇―清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした
日露戦争―日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えた
シナをめぐる日米の対立―対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がった
コミンテルンの赤い魔手―日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線
満洲事変前夜―満洲にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした
満洲建国の正統性―リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した
盧溝橋事件の真相―日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持しつづけた
シナ事変―一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかった
シナとどう向きあうか―われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ、イギリスに留学後、母校で教鞭をとる。そのかたわらアメリカ各地でも講義。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。専門の英語学だけでなく、歴史、哲学、人生論など、執筆ジャンルは幅広い。Dr.phil.(1958)、Dr.phil.h.c(1994)。昭和51年、第24回日本エッセイストクラブ賞。昭和60年、第1回正論大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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