出版社内容情報
原点に立ち返る温泉の楽しみ方を説き明かす!
古来、温泉は聖地だった──その原点に立ち返り、感動が得られる温泉の味わい方を指南する。温故知新の温泉旅行術の書!
著者は、全国の温泉を知り尽くしている“温泉博士”。NHK『ご近所の底力!』で、温泉地復興のアドバイザーとして登場するなど活躍中です。その温泉のプロが、温泉は単なる消費財としてしか見られていないのでは、と憂いています。
▼湯につかり、おいしいものを食べて、気持ちよく酔っ払って……それはそれで楽しいでしょうが、著者はもっと温泉地トータルのよさに触れてほしいと説きます。温泉を囲む自然環境、温泉を守る人たちのドラマ、あるいは由緒や伝統……全体像へ目を向けたとき、温泉がどれほど貴重な「聖地」であるかがおのずとわかるといいます。
▼内容では、「日本三大温泉巡礼地」として、湯の峰温泉、鉄輪温泉、草津温泉をピックアップ。その聖性と魅力をひもときます。「北から南へ、温泉巡礼の旅を楽しむ」では、温泉聖地の数々を厳選、ご紹介します。ぜひ本書を片手に、新しい温泉の楽しみ方を味わっていただきたいと願います。
●序章 〈温泉巡礼〉への誘い ――これからは心にふれる温泉旅を
●第1章 温泉巡礼の“日本三大聖地”を訪ねて
●第2章 聖地の湯守 ――温泉に癒され、温泉を守り育む
●第3章 北から南へ、温泉巡礼の旅を楽しむ
●第4章 こんな人も温泉巡礼を試みた
内容説明
ココロがやすらぐカラダが癒される。温泉聖地への新しい旅に出よう。
目次
序章 “温泉巡礼”への誘い―これからは心にふれる温泉旅を(湯だけではない温泉の魅力;世界共通の巡礼ブーム ほか)
第1章 温泉巡礼の“日本三大聖地”を訪ねて(「再生」伝説に彩られた世界遺産の湯―和歌山県湯の峰温泉;一遍聖の思い 温泉地獄を万人救済の極楽に―別府鉄輪温泉 ほか)
第2章 聖地の湯守―温泉に癒され、温泉を守り育む(女将の忘れられない癒しの温泉復活物語―秋田県夏瀬温泉;新しい湯守が継いだ箱根のサンクチュアリ―神奈川県姥子温泉 ほか)
第3章 北から南へ、温泉巡礼の旅を楽しむ(青森県恐山温泉―会いたい人をイタコが呼び寄せる温泉霊場;岩手県須川温泉―「おいらん風呂」をめざした女性たちの悲しみ ほか)
第4章 こんな人も温泉巡礼を試みた(モンテーニュVSヘッセ―一年半のヨーロッパ温泉巡礼VS湯治場巡礼;菅江真澄―東北・蝦夷を巡った本草学者が出会う神のいで湯 ほか)
著者等紹介
石川理夫[イシカワミチオ]
温泉評論家・プランナー、日本温泉地域学会副会長。1947年、仙台市生まれ。東京大学法学部卒業。企画事務所主宰。温泉にかかわる歴史・文化史に関心を持ち、ユニークな視点からの温泉評論活動をさまざまなメディアを通じて行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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