出版社内容情報
詐欺師はどんな方法で人を信じさせるのか? つい買いたくなる販売のテクニックとは? 世間にはびこるウソのメカニズムを解き明かす。
世の中を騒がせた「振り込め詐欺」や「リフォーム詐欺」など、詐欺の被害に遭う人が後を絶たない。なぜ彼らはいともたやすく騙されてしまったのか。「彼らは騙されやすい人。自分はそんなものにひっかからない」と自信を持っている人こそ、実は危ない!
▼本書では、世の中にはびこる巧妙な「騙しの手口」を紹介。無料体験をすることによって心理的負い目を持たせ、高額な契約をさせてしまうエステ商法、判断力が低下している黄昏時を狙って粗悪品を売りつける「夕暮れ商法」など、騙しの手口には、実に巧妙な心理テクニックが使われているのである。
▼そのほか、一度試すと買いたくなる心理をついた「試供品」、「品切れ」と言われると欲しくなる心情をくすぐる「大人気により品薄」という宣伝文句など、ビジネスの参考になるテクニックから、暗い部屋にいると親密さが増す、といった恋愛のテクニックまで網羅。あらゆる場面で役に立つ心理法則がもりだくさん。
●第1章 なぜ人間は騙されるのか?
●第2章 日常生活に潜む、ちょっとした嘘のメカニズム
●第3章 思わず買っちゃう!? 巧みなビジネス・テクニック
●第4章 こうしてあなたも騙される
●第5章 男と女はいつも「騙しあい」
目次
第1章 なぜ人間は騙されるのか?(みんな嘘にまみれて生きている;嘘が日常生活を刺激的にする ほか)
第2章 日常生活に潜む、ちょっとした嘘のメカニズム(譲歩を引き出したつもりが、うまく乗せられている!―突飛な要求を断らせて、罪悪感を抱かせるテク;「オイシイ話」だったはずが…―いったん引き受けると、後で断りにくいという心理 ほか)
第3章 思わず買っちゃう!?巧みなビジネス・テクニック(「あれか、これか」で迫られると弱い―迷っていたのに、いつの間にか「買う」ことになっている心理;「客寄せ商品」の魔の手―よりよいものを見せられたら欲しくなる ほか)
第4章 こうしてあなたも騙される(無料体験で負い目をつくる―エステ商法の心理戦;「医学博士の推薦文」には弱い―虎の威を借る「光背効果」 ほか)
第5章 男と女はいつも「騙しあい」(頻繁に会っていると、いつかは好きになる?―「いつもいっしょに帰ってた」だけで親密に;「デートは遊園地」は効果的―乗り物によるドキドキが、恋のドキドキにすりかわる ほか)
著者等紹介
樺旦純[カンバワタル]
心理学者、作家。1938年、岩手県生まれ。産業能率短期大学で人事労務関連教科、同大経営監理研究所で創造性開発の研究、指導に携わり、産業教育研究所所長を経て、現在に至る。企業などの社員研修、能力開発を全国規模で精力的にこなすほか、わかりやすい語り口のセミナー・講演でも人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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