出版社内容情報
仕事・結婚・子育てをめぐる生きがい論。
結婚も、子育ても、苦労が多くて損するだけ? 働く女性の価値観が揺らぐいま、女性の生きがいと幸せとは何かを探る異色の対談。
疫学者と経済学者というと、どんな関係があるのか?と思われるかもしれないが、健康を含めた人生の質を研究する疫学者の三砂氏と、「人生における『働くことの意味』の発見や、自分という存在の価値の向上を研究する経済学者の飯田氏は、「クオリティ・オブ・ライフ」を追求するという点でリンクする。さて「女性は、どのような時に本当に輝けるか」について熱く語る中で、妻として母として、夫として父としての実体験を踏まえたエピソード、日々接する学生たちの実態、ジェンダーフリーの是非などの話題も飛び出す。本書は『生きがいの創造』『オニババ化する女たち』を産んだベストセラー作家同士が、「女と男」という究極のテーマを自由奔放に語る、「楽しく、激しく、本音だけ」の夢の対談である
●第1章 ともに生きる楽しさを伝えたい
●第2章 夫婦であること・子どもをもつことの大きな意味
●第3章 あなたがこの人生でなすべき仕事
●第4章 「女性としての体」に向き合って生きる
内容説明
「女であること」とは、どういうことか?『生きがいの創造』『オニババ化する女たち』を産んだベストセラー作家どうしが、「女と男」という究極のテーマを自由奔放に語る、「楽しく、激しく、本音だけ」の夢の対談。
目次
第1章 ともに生きる楽しさを伝えたい(ともに「クオリティ・オブ・ライフ」の探求者として;お金があるだけでは、人は輝いて生きられない ほか)
第2章 夫婦であること・子どもをもつことの大きな意味(「お互いの自由を尊重する」のは理想の関係?;子どもにとって大切なのは家の中にエロスがあること ほか)
第3章 あなたがこの人生でなすべき仕事(働き方にもっと多様な選択肢があっていい;仕事にもお産にも消費にも「駆り立てられている」女性たち ほか)
第4章 「女性としての体」に向き合って生きる(フェミニズムもジェンダー・バッシングもどちらもおかしい;「好きなもの」「気になること」は使命につながっている ほか)
著者等紹介
飯田史彦[イイダフミヒコ]
人間の価値観やメンタルヘルスについて研究する経営心理学者。福島大学経済経営学類教授、Intercultural Open University(オランダ)統合医学部名誉教授、ロンドン市立大学大学院客員研究員、経営学博士(米国)。筑波大学大学院、東北大学大学院などの講師も歴任
三砂ちづる[ミサゴチズル]
リプロダクティブヘルス(女性の保健)を専門とする疫学者。山口県で生まれ、兵庫県西宮市で育つ。京都薬科大学卒業。ロンドン大学Ph.D.(疫学)。ロンドン大学衛生熱帯医学院研究員およびJICA(国際協力事業団、現・国際協力機構)疫学専門家として約15年、海外で疫学研究、国際協力活動に携わる。2001年1月より国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)疫学部に勤務、2004年3月まで応用疫学室長を務める。2004年4月より、津田塾大学国際関係学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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