出版社内容情報
ほんとうの「木の家」のよさが理解できる本。
冷暖房をほとんど使わなくても一年中快適な「エアパス工法」とは? 木造住宅の概念を打ち破って躍進する工務店の家づくり哲学。
福島県郡山市に本社がある四季工房は、冬暖かく夏涼しい「エアパス工法の家」を開発して業績を伸ばしてきた。
▼さらに四季工房の特徴は、(1)国産の無垢材しか使わない (2)同じ間取りの家はつくらない (3)質の高い職人にしか仕事を頼まない (4)生涯メンテナンスをやりとおす、といったもの。これだけ手間のかかる家をつくっても、坪単価は大手ハウスメーカーよりも安いから驚きだ。
▼現在、全国約70社の地域工務店が四季工房の家づくりに賛同して「エアパス工法の家」をつくっているが、その動きは年々広がりを見せている。
▼本書は、一代で四季工房を育て上げた著者が、快適・安全・健康に配慮した環境共生型の家づくりに徹してきた理由をやさしく語ったもの。国産の無垢材を使った家がいかに人と環境にやさしいかが具体的に述べられているので、モデルハウス巡りを続けても理想の家に出合えなかった人におすすめ。家づくりの価値観が百八十度変わるといってもいい。
[第1部]環境と共存する家づくり
[第2部]真に価値ある住まいとは
[第3部]地域と共に生きる工務店
[第4部]四季工房を徹底取材! ……取材・文 中島早苗(リビングジャーナリスト)
内容説明
国産の無垢材しか使わない!同じ間取りの家はつくらない!質の高い職人にしか頼まない!生涯メンテナンスをやりとおす!快適・安全・健康に配慮した環境共生型の家づくりに徹してきた著者が、冬暖かく夏涼しい「エアパスの家」はいかにして生まれたのか、その秘密をとことん語る。
目次
第1部 環境と共存する家づくり(国産材だけで家づくりをする理由―日本の森林の荒廃を防ぐためにできること;自然にやさしい家をつくる―地球温暖化防止のためにできること ほか)
第2部 真に価値ある住まいとは(同じ家は建てないというこだわり―家は大量生産の商品ではない;家のよしあしは間取りで決まる―子供を安心して育てられる家・高齢者にやさしい家 ほか)
第3部 地域と共に生きる工務店(地元の雇用に貢献する経営―施主の奥様を社員に雇う理由;施主様の声を反映する経営―クレームこそビジネスチャンス ほか)
第4部 四季工房を徹底取材!(住まい手訪問記―四季工房の家に住んで満足ですか?;つくり手訪問記―四季工房の家をつくるのは楽しいですか? ほか)
著者等紹介
野崎進[ノザキススム]
(株)四季工房代表取締役。1951年、福島県生まれ。農業高校卒業後、農業に従事。23歳でレストランを経営。30歳で住宅業界へ進出。建築家・吉田桂二氏と出会ったことで、日本の伝統工法のすばらしさに感銘を受け、独自の「エアパス工法」と日本の木を活かした、100%国産材使用の注文住宅に特化した経営で業績を伸ばしている。「日本の家づくりは、地域工務店の手で」をスローガンに、エアパスグループを創設、本部長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。