出版社内容情報
松下電器のV字回復を支えたデザイン戦略とは。パナソニックデザイン社の野心的な試みを取材しつつ、性能からデザインへのトレンドを探る。
松下電器のV字回復を支えた原動力の一つがデザインであることは意外に知られていない。著者はこれまで松下製品に対して「安心だけれどかっこよくない」というイメージを抱いていたという。ところが、最近気がついてみると、なぜか「ナショナル」や「パナソニック」の製品を好んで購入している。なぜか? ここで著者は、はたとその秘密がデザインの変化にあることに気づく。こうして著者は、松下のデザイン戦略を担うパナソニックデザイン社の取材を始めることになる。
▼大ヒットしたパソコン「レッツノート」や「斜めドラム洗濯乾燥機」が、その機能と相まった斬新なデザインを採用したことは記憶に新しい。パナソニックデザイン社の出現によって、明らかに大きな変化が起きている。それは「技術からデザインへ」というパラダイムシフトといってもいいかもしれない。デザインがいかに購入意欲と結びつくか。今後のトレンドを見通す上で価値ある一冊である。
●第1章 まち・みせ・ひとから見たデザインの役割
●第2章 パナソニックデザイン社とは
●第3章 デザインに重点を置く
●第4章 “松下らしさ”をデザインする
●第5章 デザイン力を向上させる
●第6章 デザインは商品・企業の顔である
内容説明
V字回復を支えたもう一つの力。技術からデザインへ―市場の大きな変化をいち早く読みとって設立されたパナソニックデザイン社。同社の戦略から、これからのトレンドが見えてくる。
目次
第1章 まち・みせ・ひとから見たデザインの役割
第2章 パナソニックデザイン社とは
第3章 デザインに重点を置く
第4章 “松下らしさ”をデザインする
第5章 デザイン力を向上させる
第6章 デザインは商品・企業の顔である
著者等紹介
川島蓉子[カワシマヨウコ]
伊藤忠ファッションシステム株式会社トレンドPR室室長。1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。1984年伊藤忠ファッションシステム入社。ファッションという視点で消費者や市場の動向を分析する会員制クラブ組織にて、アパレル、化粧品、流通、家電、自動車、インテリアなどの会員企業と異業種ネットワークを組み、レポート誌の編集、セミナーの企画運営などをおこなう。また、『日経流通新聞』『繊研新聞』などに定期的に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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