出版社内容情報
大阪人の対話を円滑にするしゃれ言葉とは?
「私には親父の着物で、手が出まへん」――。商売から世間話まで、大阪人のコミュニケーションを円滑にするしゃれ言葉の魅力に迫る。
「アンタの話は『新しい煙管(きせる)』やなあ。つまらんわ」――。笑いの都・大阪には、相手に「うまいこと言うなぁ」と思わず感心させ、場の空気を和ませるような会話表現がある。
▼角(かど)が立たないように、言いたいことはしっかり言う。その技は、商談やお隣りさんとの日常会話、色街での駆け引きの中で息づいてきた。あからさまには言えないとき、窮地に陥ったときなど、ユーモア溢れるとっさの一言があれば、行き詰まる会話に風穴を開け、人間関係を円滑にできる!
▼会話力を磨きたい人必読のオモシロ知的表現術。
▼<本書に登場する「しゃれ言葉」>…文書が読みにくい=根性悪の姑/やることがない=欠けた硯(すずり)/言ったことを実行しない=うどん屋の釜/しつこい人=うなぎの天ぷら/頼りない人=新米の寿司屋/お金にうるさい=京細工/やっぱりケチ=春の夕暮れ/飲み過ぎで財産をなくす=下手な大工/ご機嫌斜め=おでん屋のはんぺん
内容説明
「アンタの話は『新しい煙管』やなあ。つまらんわ」―。笑いの都・大阪には、相手に「うまいこと言うなぁ」と思わず感心させ、場の空気を和ませるような会話表現がある。角が立たないように、言いたいことはしっかり言う。その技は、商談やお隣りさんとの日常会話、色街での駆け引きの中で息づいてきた。あからさまには言えないとき、窮地に陥ったときなど、ユーモア溢れるとっさの一言があれば、行き詰まる会話に風穴を開け、人間関係を円滑にできる!会話力を磨きたい人必読のオモシロ知的表現術。
目次
第1部 「しゃれ言葉」用例集(どないもなりまへんわ;口八丁、手八丁でっせ;ホンマ難儀な人やなあ;しょせんこの世は男と女やで;金の切れ目が縁の切れ目ですわ;さい先どないでっしゃろ)
第2部 大阪人の「言葉」と「コミュニケーション」―しゃれ言葉の誕生と特質をめぐって(生活(商い)と言葉
文化(芸能)と言葉
生活(商い)と文化(芸能)の相補作用
江戸との比較
大阪のしゃれ言葉
しゃれ言葉と現代)
著者等紹介
福井栄一[フクイエイイチ]
1966年、大阪府吹田市生まれ。京都大学法学部卒業。京都大学大学院法学研究科修了。上方文化評論家。社団法人生活文化研究所理事。上方の歴史文化や芸能に関する著作を次々に発表するとともに、上方文化の語り部として各地で精力的に講演をおこない、まったりとした「福井節」で人気を集めている
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感想・レビュー
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