出版社内容情報
ホンモノの禅とは何か。日常の生活の中から「生きるヒント」を手繰りだしつつ、坐禅、禅語にもふれながら、禅流生活に心で触れる本。
ふと自分を見失ってしまった時。日常のあたりまえのことがあたりまえにできなくなった時。頭の中がいつもざわついて静寂を保てず、考えても仕方がないことばかりを考えるようになってしまった時。道端に咲く花の美しさがわからなくなり、日ごろの食事のありがたさ、美味しさを感じることができなくなった時。うつになってしまった時……。人生はいいときも悪いときもあります。そしてたいていの人は、運がいいとか悪いとか、ツイているとかいないとか言います。自分は不幸だと思いこみます。でも、禅の考え方、生き方を知れば、本来誰もがしあわせなのに、そのしあわせに気づいていないことに、気づかされます。坐禅にとりくむことで、自らのしあわせに気づかされます。本書には、曹洞宗の貫主・管長などの公職をすべて辞し、78歳という高年齢にもかかわらず、いま一度自らの修行に励み、禅の道に邁進する老師の心の底からの声が凝縮されています。
●第1章 よくぞいらっしゃいました。
●第2章 さあ、坐りませんか。
●第3章 これが「公案」というものです。
●第4章 禅流の生活をおくるために
●第5章 「しあわせ」を感じて生きるために
目次
第1章 よくぞいらっしゃいました。
第2章 さあ、坐りませんか。
第3章 これが「公案」というものです。
第4章 禅流の生活をおくるために
第5章 「しあわせ」を感じて生きるために
著者等紹介
板橋興宗[イタバシコウシュウ]
昭和2年に宮城県多賀城の農家に生まれる。海軍兵学校76期。東北大学卒。28年、渡辺玄宗禅師について禅門に入る。井上義衍老師に参禅。武生市・瑞洞院住職、金沢市・大乗寺住職などを歴任。平成10年、横浜市・大本山總持寺貫首。曹洞宗管長に就任。14年、貫首、管長などの公職を辞任し、現在、御誕生寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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