日本買い―外資は何を狙っているのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569644271
  • NDC分類 335.47
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日本を襲う「外資」の実態と狙いを明かした書。

ライブドアとフジの闘いで儲けたのは? 外資が日本の企業やゴルフ場を買収する意図は? ハゲタカと呼ばれる外資の実態に迫る!

外国資本の「日本買い」が加速している。2004年度の対内証券投資(株式・公社債等)は約15兆円で2003年度の倍に膨らみ、外国人持ち株比率も93年度の6.7%から2004年度は21.9%にまで上昇している。

▼外資が狙っているのは、業績がよいわりに割安な株価の企業であり、いつ敵対的買収を仕掛けられるか、日本企業は大きな試練に立たされているといってよい。

▼バブル崩壊後、不良債権を買いあさって大もうけした外資。つぶれたホテルやゴルフ場を格安の価格で次々買収する外資。ただ、外資は単なる「ハゲタカ」とはいえないと著者はいう。ホテルやゴルフ場を再生してくれれば、地元経済にとっては「救世主」となるからだ。

▼本書は、日本経済の活動に切っても切れない存在となった外資の実態を克明にリポート。次の獲物は莫大な「郵便貯金」であると著者は指摘する。難解な専門書ではないので、経済に弱い人でも面白く読むことができる。

●第1章 敵対的買収 
●第2章 独壇場 
●第3章 企業再生 
●第4章 アジアの風 
●第5章 特別インタビュー

内容説明

不良債権を買いあさって大もうけ。いまはゴルフ場を次々に買収。次の獲物は「郵便貯金」だ!日本経済に黒船のように襲いかかる外資は「ハゲタカ」か、それとも「救世主」か?外資の実態を明らかにした渾身のリポート。

目次

第1章 敵対的買収(招かれざる株主;本格参入の「予行演習」 ほか)
第2章 独壇場(M&A仕掛人;経営技術と好遇求め転職 ほか)
第3章 企業再生(ファンド資本主義;蘇る銀行 ほか)
第4章 アジアの風(赤い資本主義;投資規模は小粒)
第5章 特別インタビュー(ティモシー・コリンズ(リップルウッド・ホールディングス最高経営責任者(CEO))
斉藤惇(産業再生機構社長) ほか)

著者等紹介

中西享[ナカニシトオル]
1948年、岡山県生まれ。神戸大学法学部卒。72年、共同通信社に入社。佐賀支局などを経て、本社経済部で国土交通省(旧運輸省)、経済産業省(旧通産省)、財務省(旧大蔵省)、自動車、エネルギー、兜町、財界記者クラブなど幅広く担当。88年から91年までニューヨーク特派員として米国経済を取材。経済部次長、長崎支局長などを経て、編集局編集委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。