「ニートな子」をもつ親へ贈る本

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569643991
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報

大学教授が脱ニートの道を考えた本。

もし、わが子がニートだったら、親はどう向き合えばいいのか? 大学教授が脱ニートの道を厳しくも温かく、親身に考えた本。

最近、その数が急激に増えてきたとして看過できない社会問題となっている「ニート」。本書は、このニートを「社会問題」ではなく、「家庭問題」としてとらえ、解決へのヒントを探るものです。

▼第1部では、純粋だけれどもひ弱なニートたちの内面に迫ります。同世代間でのコミュニケーションにおいてさえ、“傷つく”のを極端に恐れる若者たち。著者はその心模様を「ガラスの破片」と比ゆします。

▼第2部ではニートたちへ、第3部ではニートの親たちへ向けてメッセージを発信。「したいことが見つからない」「居場所がない」「子どもにどう接すればいいのかわからない」といった、ニートや親たちがぶつかり、悩みがちなさまざまなテーマについて真摯なアドバイスを試みます。

▼自身の子育て経験を踏まえ、机上論的分析ではなく、現場的実践論が展開された本書は、ぜひ、ニート問題で行き詰っているすべての人に読んでいただきたい一書です。

内容説明

親はやがて先に死ぬ。ニートは社会問題である以前に、親子の問題です。

目次

序 ある元ニートのたどった道
第1部 ガラスの破片―ニートたちの内面(なまけ者?;ガラスの破片 ほか)
第2部 オンリーワン―ニートたちへ贈る言葉(したいこと;オンリーワン ほか)
第3部 親はやがて先に死ぬ―ニートの親たちへ贈る言葉(「迷惑をかけないようにしなさい」;お母さんのせいだ! ほか)

著者等紹介

沢井繁男[サワイシゲオ]
1954(昭和29)年、札幌市生まれ。道立札幌南高校、東京外国語大学(イタリア語学科)を卒業後、京都大学大学院修了。専攻は、イタリア・ルネサンス文化論。博士(学術)。並行して小説を文芸誌に執筆。また大手予備校講師、人工透析・臓器移植の体験をもとに、教育・医療問題にも関心を寄せ、エッセイや評論を発表。身近に題材をとったエッセイも多い。著訳書は上記各分野にわたっていて多数。小説『雪道』にて、北方文芸賞受賞(1984年)。ルネサンス期自然魔術の研究・紹介で、地中海学会ヘレンド賞受賞(1998年)。関西大学文学部教授(ヨーロッパ文化論)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のし

9
情報通だが、知識が身に付いていない。情報の消費ばかりで知識を得ようとする積極性に欠ける。自分が傷つくのが怖いなど色々なことが書いてあります。対人間との接触が浅いし他者とぶつからないと自分の何たるかはわからない。そんな気がします。2013/10/27

noko

2
周りにこのテーマについて悩んでいる方がいるので、読んでみて良い本だとおもったら、差し上げたいと思ったけれど、あまり良いヒントにはならなかった。著者の家庭内の話が多く、あまりにデーターとしては弱すぎる。2013/07/01

Azusa_F

1
澤井さんって名前見覚えあると思ったら、ルネサンスとか錬金術研究の人かあ!(卒論時期にさんざん読んだなあ)。そんな澤井氏が、自らの体験や教授として学生を見つめてきた結果、ニートについて思ったところをつれづれ書いた、そんな本。367(家族問題)じゃなくて914(エッセイ)に置くべき内容じゃないかなあ、と思ったりもする。とはいえ、まぁこれで気持ちの上で救われる部分を持てる人がいるかもしれないけど...(解決のアンチョコなんて誰も持ってないからね)。でも、本帯の部分は、親としてはちょっと追い詰められるかも。2013/09/04

明日は晴れ

0
10年前に出版された本を図書館から借りてきた。ニートモドキの息子を持つ身としては、参考になることがあるかと思ったけど、残念ながら無かったww このニート問題、10年前と比べて現代はどうなんだろう?変化してるんじゃないかと思う。ニート親にはかなり厳しい論調でしたね。2016/11/29

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