出版社内容情報
敗戦から六十年。特攻隊員たちを身近に見てきた作家が、戦争で死んでいった若者たちの短くも美しい人生を描きだした涙と感動のドラマ。
内容説明
著者がひたすら書きつづけ、書き継いで22年―『今日われ生きてあり』シリーズここに完結。
目次
今日われ生きてあり・最後の十一話(日本が見えない;滑空飛行戦隊のゆくえ;最後のキャッチ・ボール;ノコギリ伍長の奮戦;われ真珠湾上空にあり;空の神兵;さらば、愛しの吾子よ;海の騎士道;沖縄戦最後の特攻;十七歳の魚雷特攻;特攻、その後)
秘蔵資料
著者等紹介
神坂次郎[コウサカジロウ]
昭和2年(1927)和歌山市に生まれる。昭和17年(1942)学業半ばにて東京陸軍航空学校(甲種)を志願。昭和18年4月入校。のち各飛行基地を転戦。特攻編成基地の群馬県館林から鹿児島県知覧特攻基地を経て、愛知県小牧基地にて敗戦。戦後、劇団俳優座演習部など演劇関係を転々とするもやがて帰郷。以来、土木技師として建設業に身を置くこと24年間。その間に歴史小説を書きはじめる。昭和33年(1958)『鬼打ち猿丸』で大衆文学賞を受賞。昭和57年(1982)第2回日本文芸大賞を受賞。昭和59年(1984)『元禄御畳奉行の日記』(中公新書)が各界の話題となり、ベストセラー、ロングセラーとなる。文化庁の地域文化功労(芸術部門)賞を受賞。平成10年(1998)(社)日本ペンクラブ理事。平成14年(2002)『南方熊楠賞』を受賞。文化長長官表彰(芸術部門)。平成15年(2003)『特攻―還らざる若者たちへの鎮魂歌』(PHP研究所)を刊行。『長谷川伸賞』を受賞
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