町工場こそ日本の宝―他人のやらないことをやるから儲かる!

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町工場こそ日本の宝―他人のやらないことをやるから儲かる!

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569643625
  • NDC分類 509.21
  • Cコード C0034

出版社内容情報

日本への製造業回帰の波が高まりつつある今、町工場の第一人者二人が、日本製造業のあり方をズバリ語り合う。強さの源はここにあり!

内容説明

日本への製造業回帰の波が高まりつつあるいま、ものづくりで本当に大切なことをズバリ語り合う。

目次

第1章 日本の製造業を語る(大企業にモノ申す!;値段だけで勝負するような会社とはやらない;「金型の魔術師」が尊敬する企業 ほか)
第2章 機械を超える「ローテクの技」―超絶「金型」談義(「痛くない注射針」の技術論;「科学的な常識を超える」技の数々;経験と“気持ち”が生む信じられない精度 ほか)
第3章 日本のものづくりのために(お前、腕を磨け!―子供に目的を与えよ;一人前ということは永遠にない;こうやって腕を磨いてきた ほか)

著者等紹介

岡野雅行[オカノマサユキ]
1933年、東京都墨田区生まれ。1945年、向島更生国民学校卒業。父親の経営する岡野金型製作所にて技術習得する。30代のとき、プラントを開発するなど、商売の幅を一気に拡げる。父親から家業を継ぎ1972年、岡野工業株式会社を設立。「痛くない注射針」「リチウムイオン電池のケース」など、画期的な製品を相次いで開発。「誰にもできない仕事」を手がけ続けている

橋本久義[ハシモトヒサヨシ]
1945年、福井県生まれ。1969年、東京大学工学部精密機械工学科卒業後、通商産業省に入る。西ドイツ駐在、本省機械情報産業局鋳鍛造品課長、中小企業庁技術課長、本省立地指導課長、工業技術院総務部総括研究開発官などを歴任。1994年8月、埼玉大学大学院政策科学研究科教授。1997年10月より、政策研究大学院大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

49
日本の製造業が発展した背景には著者のような金型を製作するような会社があってこそだと感じた。本書にも金型というのは黒子というのはその通りだ。最近はコストや納期を優先するために中国で作ることも多いという。しかし作ることはできてもそれをメンテナンスすることで品質を維持すことにまだ多くの課題があるようだ。大企業が全て自社でモノ造りはできないこと、機械化、電子化がいくら進んでもそれを考え工夫しアイデアで解決すること、それはこの先も人間の領域で間違いないと思った。「下町ロケット」に影響されて読んだ。図書館本。2015/12/05

メタボン

22
☆☆☆★ 元通産省の役人橋本先生と町工場職人岡野社長による対談。橋本さんがなかなかの事情通なので、対談もスムーズに感じられた。これからのもの作りは何と言っても、人材育成。2016/01/08

手ぬぐいゲッター

2
岡野さんの本を読むと、いつも元気が出る気がします。2014/08/23

Hajime Ito

1
痛くない注射針などで有名な町工場社長の岡野さんと通商産業省で中小企業支援を行ってきた橋本さんの対談。通り一遍の日本人優秀論ではなく個人の能力が同じでも中国のような諸外国と日本との大きな違いは対価の大きさで成果物が変わる労働ではなくより良いものづくりを目指す求道者的な「労道」ともいうべきところがあり、それが信用に繋がっていってるのが強みだというのは面白い指摘だと思います。2016/10/09

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