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歴史の教訓―日本外交・失敗の本質と21世紀の国家戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569643113
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

専門家が近代100年の日本外交を振り返る。

明治(陸奥宗光)から敗戦(吉田茂)まで、日本外交の「成功と過誤」を明らかにし、「未来へのヒント」を提示するシンポジウム。

元駐タイ大使の岡崎久彦氏のライフワーク「外交官とその時代」シリーズ全5冊(『陸奥宗光とその時代』『小村寿太郎とその時代』『幣原喜重郎とその時代』『重光・東郷とその時代』『吉田茂とその時代』)の刊行を記念して開かれた日本政治外交史シンポジウムを一冊にしたもの。

▼パネリストは、井上寿一(学習院大学教授)、坂元一哉(大阪大学教授)、北岡伸一(東京大学教授)、五百旗頭真(神戸大学教授)の各氏で、モデレーターは御厨貴氏(東京大学教授)。

▼「日韓併合以外の選択肢はあったか」「日露戦争を避けたらどうなったか」「日英同盟が続いていたら」「もしも鳩山一郎が首相だったら」といった「歴史のイフ」を縦横無尽に論じるとともに、吉田茂の評価については真っ向から分かれる場面もあるなど、白熱した議論を再録している。

▼二度と同じ過ちを犯さないための日本外交の指針も明示されており、国民必読の書といえる。

●第1部 日清戦争、日露戦争を経て―『陸奥宗光とその時代』『小村寿太郎とその時代』参照 
●第2部 2つの世界大戦と戦間期―『幣原喜重郎とその時代』『重光・東郷とその時代』参照 
●第3部 占領・独立そして現在―『吉田茂とその時代』参照

内容説明

岡崎久彦(元駐タイ大使)、五百旗頭真(神戸大学教授)、井上寿一(学習院大学教授)、北岡伸一(東京大学教授)、坂元一哉(大阪大学教授)、御厨貴(東京大学教授)による、近代日本外交史の金字塔「外交官とその時代」全5巻をめぐる白熱の討論。

目次

第1部 日清戦争、日露戦争を経て―『陸奥宗光とその時代』『小村寿太郎とその時代』参照(歴史の「真実」だけを書く;二十世紀は「模索の時代」;「国のかたち」と「世界のかたち」 ほか)
第2部 二つの世界大戦と戦間期―『幣原喜重郎とその時代』『重光・東郷とその時代』参照(海洋国家の外交政策;アメリカと信頼関係を築いた幣原;幣原批判から幣原側に回った吉田 ほか)
第3部 占領・独立そして現在―『吉田茂とその時代』参照(近代日本を襲った外交的試練;用意周到だったアメリカの日本占領政策;グルーが果たした役割 ほか)

著者等紹介

岡崎久彦[オカザキヒサヒコ]
1930年大連生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し外務省に入省。1955年ケンブリッジ大学経済学部学士および修士。在米日本大使館、在大韓民国大使館などを経て、1984年初代情報調査局長に就任する。その後も駐サウジアラビア大使、駐イエメン大使を務め、1988年より駐タイ大使。1992年退官。現在は岡崎研究所所長。著書に『隣の国で考えたこと』(中央公論新社、日本エッセイストクラブ賞)、『国家と情報』(文芸春秋、サントリー学芸賞)など多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バルジ

1
多少土地勘のある分野だが、各部で刺激的な問題提起や視座が提供されていて非常に面白かった。 北岡先生の中央権力が麻痺したという視点からの「十五年戦争」観。坂元先生の「国家のアイデンティティを模索する学問」としての政治外交史、岡崎久彦氏の語る「歴史の勢い」、吉田茂の歴史的位置づけを巡って岡崎氏と専門家との間で繰り広げる白熱した討論など読みどころ満載である。 随所に本質を捉えズバッと評する岡崎節が見られるのも良い。2019/03/22

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