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考える技法―小論文で頭がやわらかくなる

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569642376
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

小論文を使った発想とひらめきのトレーニング。

自分の頭で「考える」ためのコツとは? 小論文問題を解きながら発想の手順やヒントを解説する。論理的思考とひらめきのトレーニング。

自分の頭で考えられる人はどこが違うのか? 周りを唸らせるにはテクニックが必要である。投げかけられた問いの論点をつかみ、キイワードを見つけ、反論を予想しながら発想を深めていく。

▼「文学部に行って将来役に立つのか」「先生を好きになってしまったらどうする?」といった身近な話題に始まり、「なぜ人を殺してはいけないのか」「なぜ善良な人が不幸にみまわれるのか」といった哲学的な議論にも挑戦。さまざまなテーマ、切り口で出題された小論文問題を材料に、発想のヒントをやさしく順序立てて解説する。


[アタマの体力をつける発想のトレーニング]考えるプロセス(1)関係をつかむことば (2)近代的な考え方の枠組み (3)ことばを分析し、対立概念をつくる (4)対照的なことばを見つける (5)問いを発見する (6)テーマを発見する――発想を豊かにする (7)問いを変換する (8)なぜ人を殺してはいけないのか――道徳と倫理  (9)旅の終わりに――制度と風景

[1]関係をつかむことば 
[2]近代的な考え方の枠組み 
[3]ことばを分析し、対立概念をつくる 
[4]対照的なことばを見つける 
[5]問いを発見する 
[6]テーマを発見する―発想を豊かにする 
[7]問いを変換する 
[8]なぜ人を殺してはいけないのか―道徳と倫理 
[9]旅の終わりに―制度と風景

内容説明

自分の頭で考えられる人はどこが違うのか?周りを唸らせるにはテクニックが必要である。投げかけられた問いの論点をつかみ、キイワードを見つけ、反論を予想しながら発想を深めていく。「文学部に行って将来役に立つのか」「先生を好きになってしまったらどうする?」といった身近な話題に始まり、「なぜ人を殺してはいけないのか」「なぜ善良な人が不幸にみまわれるのか」といった哲学的な議論にも挑戦。さまざまなテーマ、切り口で出題された小論文問題を材料に、発想のヒントをやさしく順序立てて解説する。

目次

1 関係をつかむことば
2 近代的な考え方の枠組み
3 ことばを分析し、対立概念をつくる
4 対照的なことばを見つける
5 問いを発見する
6 テーマを発見する―発想を豊かにする
7 問いを変換する
8 なぜ人を殺してはいけないのか―道徳と倫理
9 旅の終わりに―制度と風景

著者等紹介

小阪修平[コサカシュウヘイ]
1947年岡山県生まれ。東京大学中退。79年から執筆活動を始め、哲学・思想を中心に幅広く評論活動を展開している。91年の休刊まで雑誌『オルガン』を編集。『イラスト西洋哲学史』(宝島社)で哲学ブームのきっかけをつくる一方、駿台予備校で小論文講座を長年担当し、深く考えて、よい論文を書くためのテクニックを教えている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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なーちゃま

2
大学入試小論文の問いを使いつつ、発想し、論点を探し、論を立てる手法が書かれている。『なぜ文学部にいくのか』について『社会的に 役に立たないから 意味が無い』と区切り、学問に関して個人の前に社会を前提として考えることは本末転倒、『役に立つ』とはどういうことなのか→突き詰めれば誰の役に立つの『誰』の部分に来るのは人間か自分自身である(ハイデガー)こと、と切り分けて考えていくのが分かりやすかった。また『先生に恋をした』の相談への回答で、先生と生徒の関係を二人称/三人称の二側面から考えたのも分かりやすかった。2020/08/18

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