出版社内容情報
ザビエル家の末裔が日本の教育を検証する。
なぜもっと日本文化を教えない? なぜ日本の若者はおとなしい? 来日50年の外国人教育者が日本の教育の変なところをバッサリ斬る!
日本にキリスト教を初めて伝えたフランシスコ・ザビエルの血を引く神父が日本人になっていたことを、みなさんはご存じだろうか?
▼スペイン生まれのフォンテス神父(日本名・泉類治)は、日本に学校をつくるというザビエルの夢を追って、自らも来日した(ただしザビエルの末裔だと知ったのは、つい最近のこと)。そして神父の職のかたわら、教師として大学や高校の教壇に立ちつづけて、半世紀近くが経った。そんなフォンテス神父の目に映った日本の若者の姿とは――。
▼おもな内容は、「教師のみなさん、心を見つめていますか?」「“ゆとりのある教育”とはなんでしょうか?」「日本の若者は“昼寝”をしている兎のよう」「“親の務め”を果たしていますか?」「日本とヨーロッパの教育はなにが違う?」など。
▼クリスチャン以外の男女の教会での結婚式を初めて挙げたという型破り神父からの、ユーモラスかつ悲痛な警告の書。親、教育関係者、必読の一冊。
内容説明
子どもが危ない!日本の教壇に立ちつづけて半世紀―ザビエル家の末裔が語る、ニッポンの教育のヘンなところ、ダメなところ。
目次
1 教師のみなさん、心を見つめていますか?
2 「ゆとりのある教育」とはなんでしょうか?
3 授業でぜひ教えたいのは善悪の価値観です
4 日本の若者は「昼寝」をしている兎のよう
5 「親の務め」を果たしていますか?
6 家庭は愛を育むための場です
7 日本とヨーロッパの教育はなにが違う?
8 日本では教えていない心の教育
著者等紹介
フォンテス,ルイス[フォンテス,ルイス][Fontes,Luis]
日本名・泉類治。1931年スペイン生まれ。高校生のとき日本を紹介した一冊の本に出会い、そこに収録されていたフランシスコ・ザビエルの書簡を読んで日本に憧れをもつようになる。55年スペインの大学(倫理学・教育学専攻)を卒業後、米国留学を経て57年に来日、横須賀日本語学校、上智大学(日本文化専攻)に入学。卒業後、司祭叙階。上智大学神学部修士課程を修了後、助教授に。日本大学、関東学院大学などの大学講師のほか、熊本や広島の高校、看護学校等で教鞭をとる。2004年4月より山口大学講師。68年に日本に帰化。93年には広島市で、日本と世界の若者の交流を助けるボランティア組織「東西文化センター」(現在は山口県下松市に移転)を開く
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うっきー
Aiko Handa
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ciaom