出版社内容情報
言葉だけではなく、結果がともなってこそ、真の「愛国教育」だ! 気鋭の精神科医による、日本国民の富と誇りを守るための憂国提言。
目次
プロローグ 学力低下を国家的危機と捉えよ
第1章 私の愛国教育論
第2章 愛国力
第3章 知的所有権をめぐるアメリカの戦略に対抗せよ
第4章 日本は総中流社会に回帰せよ
第5章 児童犯罪はこうして防げ
第6章 日本をアメリカ型「非福祉国家」にするな―対談相手橘木俊詔
第7章 ジェンダーフリー教育が家族を壊す―対談相手長谷川三千子
第8章 「富国」のために教育と景気回復に力を入れよ
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。国際医療福祉大学教授(精神医学担当)。川崎幸病院精神科コンサルタント。一橋大学経済学部(医療経済学)非常勤講師。心理学をビジネスに応用するシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。「緑鉄受験指導ゼミナール」代表。2005年、第5回正論新風賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カブトムシ
17
2005年第一版発行の本です。和田秀樹さんは、アメリカに留学して、精神分析を研究した。日本に帰国後、「老年精神医学」のベストセラーなど800冊もの本を出版されている。この本はアメリカの留学中に得られた知見をもとに、「ゆとり教育」に反対したのだった。私も当時、とりわけ算数数学の問題解決学習のもたらす学力低下を心配していた。考える学習を重視するあまり、反復学習が不足してしまうのであった。結局、その後発表された国際的な調査で日本の学力低下の傾向が明らかになってきて、日本の「ゆとり教育」は修正されたのであった。