出版社内容情報
大統領が誰かは問題ではない。世界をほんとうに動かしているのは日本人。アメリカと世界の「資本」の動きを眺めれば日本復活のシナリオは見えてくる。
資源もなく、国土も狭いのに、戦後の瓦礫のなかから、奇跡の復活を遂げ、世界第二位の経済大国になった日本。が、いまの世界を支配しているアメリカは力ずくで奪いとるか、だまして巻き上げるかのような政策をとらなければ、一日たりとも経済を維持できない国家である。このアメリカのマニフェスト追求の姿勢は今後も変わらない。ならば、世界を憎悪の連鎖に巻き込もうとしている、このアメリカのマニフェストから、アメリカを解放させるように仕向けなければいけない。日本にはその使命がある。そのやり方次第で、これからの世界の未来が明るいものにも暗いものにもなる可能性がある。だからこそ、日本人は自らの実力、そして真の使命に目覚めなければいけない。そしてその時機はもうやってきている。日本人が本来持っていた物質と心の両方のバランスがとれた「資本」への考え方、つまり「心の資本」を取り戻すことで、世界を幸せに導くことが必ずできるはずだ。
●第1章 自ら萎縮してしまった失意の日本人
●第2章 大きく変わった世界秩序のなかで
●第3章 アメリカは日本なしでは存在できない
●第4章 世界を危機から救えるのは日本だけだ
内容説明
アメリカ一辺倒の小泉政策で、アメリカの属国と化し、「恥の国家」として海外の知識人に軽蔑される日本。ブッシュ大統領再選は、その流れに拍車をかけるのか?いや、危ぶむことはない。世界を知る増田俊男の戦略構想を知れば、日本大復活のシナリオが見えてくる!だから日本は勝つ。
目次
第1章 自ら萎縮してしまった失意の日本人(海外の知識人に軽蔑されるアメリカ一辺倒の政策;アメリカに追従し続けた結果、信頼を失ってしまった小泉首相 ほか)
第2章 大きく変わった世界秩序のなかで(まったく新しい戦争が始まった!もっとも進んだテロリストの戦略;「テロとの戦い」のために米軍の戦闘の質が大きく変わる ほか)
第3章 アメリカは日本なしでは存在できない(国内外の不安定な石油供給に危機感を抱いていたアメリカ;自国の富でアメリカの赤字の肩代わりをし続ける日本 ほか)
第4章 世界を危機から救えるのは日本だけだ(金融機関のバランスシート改善が二〇〇五年の好況を約束する;銀行に不良債権処理を急がせたのは中国ビジネスのためだった ほか)
著者等紹介
増田俊男[マスダトシオ]
1938年東京都生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、東急エージェンシーを経て、独立。74年に渡米し、95年に帰国。時事評論家として活躍、政治・経済問題への鋭い論評、市場動向の予測には定評がある。月刊『力の意志』編集主幹
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