世界で仕事をするということ

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569639758
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

首相、そしてWHOのトップとなった女性の書。

女性であり、母であり、最年少でノルウェー首相となった著者自身が語る「私の仕事」。男からの攻撃、息子の死……何があっても先へ進もう。

緒方貞子さんが推薦! 『女性の可能性は、無限であることを彼女は示してくれました』。 

▼本書は、医師として活躍した後、最年少でノルウェーの女性首相となり、その後も、世界を舞台にした環境問題への取り組み、WHOの事務局長としての仕事に大きな成果を上げた一人の女性が、自ら「仕事と家族」という軸から半生をつづった貴重な書です。

▼一人の女性として、母として、悲しみや苦しみに直面しながらも、後ろを振り返らずに、いつも前を見て生きてきたグロの姿が、たくさんの女性の励みとなることを願ってやみません。

内容説明

男性たちの攻撃、うつ病だった息子の死、国を襲った大事故…、何があってもあきらめなかった女性の勇気に満ちた手記。

目次

1 ノルウェーの少女
2 子供が大切、仕事が大切
3 チャレンジしよう
4 女性首相として
5 「我ら共有の未来」のために
6 息子の死
7 世界はひとつ

著者等紹介

ブルントラント,グロ[ブルントラント,グロ][Brundtland,Gro Harlem]
1939年、ノルウェー・オスロ市生まれ。63年、オスロ大学医学部卒業。64年、米国ハーバード大学にて公衆衛生の修士号取得。74~79年、ノルウェー環境大臣。81年、ノルウェー初の女性首相となる。以来首相職を3期、合わせて10年以上にわたって務める。83~87年、国連「環境と開発に関する世界委員会」委員長。98~2003年、WHO(世界保健機関)事務局長

竹田ヨハネセン裕子[タケダヨハネセンユウコ]
1946年、西宮市生まれ。神戸女学院大学英文科卒業。語学教師、通訳、翻訳などに従事する。ノルウェー人と結婚、ジュネーブを経て、現在、ノルウェー・オスロ市に在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kuma

3
のほほんと生きている私にはとてつもなく目まぐるしいグロの人生だけどそれを嬉々としてやっているように見えるところがすごい。子育てしながら医師、大臣、首相。週末の息抜きは湖畔で家族と過ごすこと。ジェンダーに対する考えは自分と同じだったので安心。WHOも腐敗していたのか。権力がある人間が腐敗しないことってそんなに難しいのかな?2020/05/09

YayoiM

1
医者から4人の子供を育てながらノルウェー初の女性首相になったブルントラント氏のメモワール。どんどん話が進むので、チャーチルの自伝みたいに「長いよ!」と思わずに一気に読了。 それにしても、12年にわたり労働党党首を務め、第四子の息子さんを25歳の時にうつ病新夜自殺で亡くされて党首を辞任されるときのエピソードは、一人の母親として、心が血を流すとはまさにこのことだと思わされ、涙なしには読めない部分でした。ノルウェーという福祉国家は個人主義と裏表の関係があり、本人の意思を尊重したがゆえに家族に知らせなかった精神科2015/09/23

ゆら子

1
マーガレット・サッチャーの映画を観たのがこの本を読んだきっかけだった。と言うのも、ノルウェー初の女性首相かつWHOの事務局長を務めたグロの生き方にはサッチャーと共通する点があるのではないかと思ったからだ。しかしグロとサッチャーには違う点がある。サッチャーはたくさんのタキシードの中でワンピースを着ることを好んだが、グロはワンピースの数を増やすことを好んだ。政治と女性について考えるために参考になる一冊である。2012/11/07

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