出版社内容情報
これが戦後日本経済の「あらすじ」だ!
経済の歴史と、マクロな経済の仕組みを正しく理解すれば経済の読みは決して間違えない。乗宣先生による日本経済入門の決定版!
日本経済は、いま新時代に向けて大規模な脱皮が行われているように思える。このような時にこそ、これからの流れを読むために必ずやおさえておきたい知識と着眼点がある。それは、これまで日本経済が、どのような歴史の中で、どのような仕組みで、いかに動いてきたかということである。本書は、それを「あらすじ」で語ってくれる画期的な一冊だ。
▼いまの現象の本質を知ろうとするならば、絶対にその積み重ねのプロセスを知らなければならないはずだ。だが、いまの日本にはそのような因果を偏りなく教えてくれる本があまりに少ない。これを嘆いた著者によって、この、「あらすじ」仕立てで、知っておきたい知識がたちまち身につく一冊が書かれたのである。
▼確かに、ある時点もっともらしかった新理論も、後から見ればバカらしく思えることも多い。これも、因果を知らぬからこそ騙されてしまうのである。不見識な経済論議に惑わされる前に、手に取りたい本である。
[第1部]時代を読む《奇跡の繁栄から未曾有の混迷へ》
●第1章 戦後復興の奇跡
●第2章 奇跡の高度経済成長
●第3章 2つのショックと混迷時代の幕開け
●第4章 バブルにまみれた1980年代
●第5章 バブル崩壊と“失われた10年”
●第6章 金融システム再生への苦闘
[第2部]流れを読む
●第1章 産業保護政策と変わる「リーディング」産業
●第2章 中小企業問題の変遷とベンチャー企業
●第3章 国際金融構造の変容と貿易・為替問題
●第4章 国際化からグローバル化へ
内容説明
経済の「流れ」と「因果」この2つをきっちりおさえることが“経済を読む”うえで不可欠だ!必須の知識がたちまち身につく決定版。
目次
第1部 時代を読む―奇跡の繁栄から未曽有の混迷へ(戦後復興の奇跡;奇跡の高度経済成長;二つのショックと混迷時代の幕開け;バブルにまみれた一九八〇年代;バブル崩壊と“失われた十年”;金融システム再生への苦闘)
第2部 流れを読む(産業保護政策と変わる「リーディング」産業;中小企業問題の変遷とベンチャー企業;国際金融構造の変容と貿易・為替問題;国際化からグローバル化へ)
著者等紹介
高橋乗宣[タカハシジョウセン]
1940年広島県生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了。大学講師を経て(株)三菱総合研究所に入社。主任研究員、主席研究員、参与、研究理事、顧問を歴任。明海大学経済学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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