出版社内容情報
高齢出産、しかもハーフの子の怒涛の育児日記。
日本とアメリカを行ったり来たり。言葉や文化も行ったり来たり。アメリカ人の夫との間に生まれた「トメちゃん」観察育児エッセイ。
子育てエッセイの元祖・伊藤比呂美による、おかしくもホロリとする珠玉のエッセイ。長姉カノコ、次姉サラ子を描いたベストセラー『おなか ほっぺ おしり』シリーズに、末っ子のトメが加わった。
▼トメの父親はアメリカ人。ふだんはかの国で生活するトメも、毎年夏には著者の実家のある熊本で過ごす。よってトメは、熊本弁とカリフォルニア弁のバイリンガルだ。ついでに文化もバイリンガル。日本語と日本文化を教えたい母親と、英語と英語文化を毎日刷り込む父親との間で、それでもトメはのびのびと、これでもかこれでもかとトメらしく生きていく。そう、多少しつけがなってなくても、あまやかされてても、その子らしいのがいちばん!
▼「トメのおしゃべり」「すみっこに立つトメ」「韻をふむトメ」「なぜと問うトメ」「きかずの悪たれ」「トメはおっぱいがすき」「姉妹の心得」など、全24話。
▼子どものおなか・ほっぺ・おしりって、やっぱり気持ちいい。
●トメのおしゃべり
●すみっこに立つトメ
●トメは旅人
●韻をふむトメ
●なぜと問うトメ
●おたくるトメ
●Terrible twosと人は言う
●セミとアイスと伊藤家の七五三 ほか
内容説明
子育ては、やり直しがきく。このごろ確信しました。バイリンガルの育て方。子どものかわいがり方、叱り方。
目次
おなか、ほっぺ、おしり、トメ(トメのおしゃべり;すみっこに立つトメ;トメは旅人;韻をふむトメ;なぜと問うトメ ほか)
トメがあるけばことわざにあたる
トメ、おなか、ほっぺ、おしり(のびやかさ、かろやかさ、すがすがしさ;ピンクのふりふり;ヒヤカという女;もぐらたたきに加わるトメ ほか)
著者等紹介
伊藤比呂美[イトウヒロミ]
詩人・小説家。1955年、東京生まれ。青山学院大学卒業後、『青梅』(集英社文庫)、『テリトリー論』(思潮社)などの詩集で注目される。傍ら『良いおっぱい悪いおっぱい』『おなかほっぺおしり』(共に集英社文庫)などの出産・育児エッセイがベストセラーに
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。