出版社内容情報
大人の寓話に込められた、人間関係の真理。
人間の性質を強烈に風刺する「イソップ物語」を題材に、数多くの人の悩みを受け止めてきた心理カウンセラーが、人間関係の教訓を解説。
「アリとキリギリス」「北風と太陽」「ウサギとカメ」……。
▼誰もが一度は耳にしたことがあるはずのこれらの有名な寓話は、イソップというギリシャ人が作った物語です。全部で400話にも上るといわれるこの「イソップ物語」の主人公は、人間だけでなく動物、植物、さらには神様にまで及びます。それらの登場人物(動物)の性格や行動は、人間の性質を強烈に風刺しており、さまざまな人間関係の教訓を学ぶことができます。
▼そこで本書では、イソップ物語の登場人物たちをモデルに、人間関係の基本となるべき重要な事柄について考えます。まず簡単にイソップ物語のストーリーを紹介した上で、登場人物たちの行動に隠された心理を分析する形で、人間関係がうまくいくコツ、注意すべき落とし穴、要注意人物の見分け方などを紹介していきます。
●第1章 人付き合いにはコツがある
●第2章 他人と自分とを比べるな
●第3章 人間の性質は、一朝一夕では変わらない
●第4章 本当の敵は?本当の見方は?
内容説明
「アリとキリギリス」「北風と太陽」「ウサギとカメ」など、『イソップ物語』の登場人物(動物)の性格や行動は、人間の性質を強烈に風刺しており、人間関係の教訓を学ぶことができます。大人になって再び『イソップ物語』を読むと、懐かしい気持ちを感じるとともに、この物語には、生きていく上で大切なメッセージがたくさん含まれていることに気づくでしょう。
目次
第1章 人付き合いにはコツがある(強い者が勝つとは限らない―北風と太陽;まず自分の実力を知る―子ガニと母ガニ ほか)
第2章 他人と自分とを比べるな(努力は才能に勝る―ウサギとカメ;自分で考えることを放棄するな―王様を欲しがったカエル ほか)
第3章 人間の性質は、一朝一夕では変わらない(誰かを頼っては生きていけない―アリとキリギリス;必要な場面ではノーと言う潔さを持つ―ゼウスとヘビ ほか)
第4章 本当の敵は?本当の味方は?(弱く見えるものが弱いとは限らない―ライオンとネズミ;類は友を呼ぶ―キツネとツル ほか)
著者等紹介
植西聡[ウエニシアキラ]
東京都出身。心理カウンセラー。学習院大学で主に「経営・産業心理学」を学ぶ。同大学卒業後、資生堂に入社し、企画・営業・管理などの実務を担当。1982年、同社を退社し、ウィーグル研究所を設立。「成功哲学」を中心とした研究・執筆・出版活動を行う。1995年、厚生労働大臣認定資格「産業カウンセラー」を取得。2001年、米国イオンド大学より「心理学博士」の名誉称号を授与
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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