天国の門〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 559p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569637099
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

物語はいま、史上最大級の謎解きに突入する。

「誰がヒトラーを殺したのか?」芸術と戦争、人間の愛と欲、悲しみと愚かさのすべてを描ききった超大作。堂々の3000枚完結。

「秋風のヴィオロンの――」。ヴェルレーヌの詩がBBCのラジオ放送に流れた時、第二次世界大戦の趨勢を決定づけた古今未曾有の大作戦、ノルマンディ上陸作戦は敢行された。

▼ヒトラーによるパリ焦土命令が発動される中、松方幸次郎に託された美術品を死守すべく、日置は決死の逃避行に出る。

▼一方で、「なぜ総統はこれほどまでにユダヤ民族を憎むのか?」「クリムトやシーレを頽廃芸術として毛嫌いするのか?」……深まるヒトラーの謎に、腹心ゲーリングは国家元帥の職務も放棄し、探索の手を伸ばす。やがて次々と明らかになるヒトラーの衝撃の過去。物語は今、史上最大級の謎解きに突入する!!

▼戦争と芸術、人間の愛と憎しみが混然としつつ、物語は一つの終着点に。

▼感動と慟哭…読み始めたら止まらない堂々の3000枚書き下ろし!

▼「全世界を敵に回してまで、人は愛のために身を捧げるのか……!」きっとあなたは、この愛の深さに打ち震えるだろう。

●許されざる血脈 
●ゼツェシオーン・フリーズ 
●シーレの遺言 
●黄色いキリスト 
●村の名はオラドュール 
●秋の日のヴィオロン 
●異邦人たちの戦争 
●アボンダンからの脱出 
●パリへ 
●堕天使 ほか

内容説明

ヒトラーをユダヤ民族大虐殺に駆り立てた愛と出生の謎とは?物語は今、史上最大級のミステリーに突入する!感動と慟哭…堂々の3000枚書き下ろし。

著者等紹介

秋月達郎[アキズキタツロウ]
1959年5月、愛知県半田市に生まれる。早稲田大学を卒業後、東映に入社。本編映画のプロデューサーを経、作家に転進。現在、仕事のかたわら、町家と運河の研究に勤しみ、地域における町づくり支援をつづけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヒトラーの内面やユダヤ人への劣等感、第二次大戦が終結するまでの過程と松方コレクションの行方などが克明に描かれる。まさに大河歴史小説。(それにしても長くて重い!持ち歩けない) 上野の西洋美術館へまた行ってじっくり松方コレクション鑑賞したいな・・・映画「遠すぎた橋」や「史上最大の作戦」なんかもまた見ようかと思ってしまった。パリやウィーンへ行って美術館巡りをしたいなあと思っていたけど、コロナ騒ぎで当面旅行もできないのが残念。2020/05/15

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