内容説明
「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」著者の思いを込めた言葉です。大切なことは、一歩を踏み出す勇気。一歩を踏み出さなければ、前に進むことができません。具体的には、足元のゴミを拾う実践から始めることです。ゴミを拾う人は、不思議とゴミを捨てないものです。足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に何ができましょうか。
著者等紹介
鍵山秀三郎[カギヤマヒデサブロウ]
昭和8年、東京生まれ。昭和27年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28年、デトロイト商会入社。昭和36年、ローヤルを創業し社長に就任。平成9年、社名をイエローハットに変更。平成10年、同社取締役相談役となる。創業以来続けている「掃除」に多くの人が共鳴し、近年は掃除運動が内外に広がっている。「日本を美しくする会」相談役
亀井民治[カメイタミハル]
昭和21年、鹿児島県生まれ。昭和45年、東京電機大学(二部)機械工学科卒業。高周波熱錬を経て、昭和50年に環境整備機器の製造販売を行うエッチアンドケイを設立、社長に就任。平成14年、ローヤルを改組設立。平成15年、ローヤルをシステムジャパンに社名変更し、社長に就任。5Sをベースにした人材育成や経営コンサルティング、講演活動に忙しい日々を送っている。薩摩大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蓮華
13
自分には何もないからと謙遜し、真剣に心を込めて掃除をする事で、成功を掴んだ著者の言葉は温かくて刺さる。 「努力以上の見返りを求めるから、幸せを実感できない」 「悩みが尽きないのは自分のことばかり考えているから」 ハッとさせられます。2021/09/13
entya
11
掃除の大切さをベースに人としてのあり方を教えてくれる本です。タイトルの通り、一日一話に区切られているので、とても読みやすくまとまった本です。今あるモノや人間関係をおろそかにせず、感謝の気持ちを持って大切にしていこうという姿勢がすごい感じられ、とても魅力的な人柄が伝わってきました。2013/12/31
黒木 素弓
7
掃除しなきゃ。物理的にも、心も、交友関係も。2012/12/31
あとも
6
鍵山さんの一日一話 「努力した以上のものを求めるのではなく、大きな努力で小さな成果を得る」「益はなくとも意味はある」「その商品を持っている価値を無視して商売をしてはいけない」などなど。ココロに響く。2014/03/31
ikedama99
5
朝に読む本。一日一話ずつ読み進めた。よく読む「一日 一話」の本とはちょっと違った印象。なんというか、より足が地についたというか「しっかり」した感じの短文。「掃除」の大切さ、日々当たり前のことをやることなど、自分に「なじむ」感じの文章と内容だった。この本を読んでから、この筆者がどんな人なのかがわかった。ほかの本も探して読んでみたい。2024/03/02